仮面ライダー1号・本郷猛
2016/03/29
私は、幼少の頃、『帰ってきたウルトラマン』や『ウルトラマンエース』などのウルトラマンのシリーズは楽しく見ていたのだが、『仮面ライダー』は怖くて観ることが出来なかった。
「今日こそ観よう!」と、意を決してテレビの前に座るのだが、番組が始まると、ものの数分もたたないうちに、怖くて泣き出し、テレビの前から逃げてしまうことを何度繰り返したことだろう。
等身大ヒーローだから、ウルトラマン以上に不気味なリアリティが感じられたのかもしれない。
また、『イナズマン』や『ロボット刑事K』も同様に苦手だったことも考えると、石森章太郎(石ノ森章太郎)が描く、独特の翳りのあるダークな世界に馴染めなかったのかもしれない。
だから『仮面ライダー』はリアルタイムでは観ていない。
最近、たまたまレンタルビデオ屋の特撮コーナーで、『仮面ライダー』のビデオが陳列されていたので、1話、2話ほか、初期の話が収められているビデオを借りてみた。
初期に活躍するライダーは、仮面ライダー1号。変身するのは本郷猛だ。
本郷 猛演じるのは藤岡弘、。
藤岡弘、といえば、いまでこそ、熱血で濃いキャラクターのおじさんだが、当時の彼は、目元が涼しく、まだあどけなさの残る顔をしていたことに、ちょっと驚いた。
そう、若い頃の藤岡 弘、現在の竹野内豊に似ているなと思った。
以上。
記:2001/12/24
追記
『仮面ライダーV3』のビデオを観た。
1話、2話ともに仮面ライダー1号、2号が登場する。
ということは、当然、本郷猛(藤岡弘、)も登場する。
仮面ライダーの最初の頃の話に比べると、本郷 猛の顔がドロドロのトンカツソースのように濃くなっているのには驚いた。
すでに、現在、元ヒーローオッサンとして役ドコロの多い藤岡弘、そのままだ。
ということは、この時代から今にいたるまで、藤岡弘、は、あまり老けずに現在に至っているということになる。
さすがは、ヒーロー!
記:2002/02/17
追記2
本郷猛、こと藤岡弘の書いた本を読んだ。
『仮面ライダー本郷猛の真実』というタイトルの本だ。
著者名を見ると、「藤岡弘」のあとに、「、」がついていて、「藤岡弘、」となっている。
最初は誤植かと思ったが、背表紙にも、奥付にも、前書きにも「藤岡弘、」となっているので、「、」も名前の一部なのだろう。
モーニング娘。の「。」のようなものなのだろうか。
記:2002/05/15