蓬莱の豚まんとシュウマイ
2019/09/01
遠方より友人来たる!
……と書くとちょっと大袈裟ですが、先ほど大阪より、蓬莱の肉まんとシュウマイが、……いや、昔、毎週一緒に、人間の肉体と精神と印刷所の締め切りギリギリ限界に挑むかのように仕事をしていた“戦友”が、シゴト場に陣中見舞いにやってきました。
「雲さん、今頃タイヘンな時期だと思ってさ、ハイどうぞ差し入れです」
そう言って手渡された重たい紙袋の中には、蓬莱の豚まんとシュウマイが30個ずつ(笑)。
どへっ!
30個だよ、30個!
いくら、俺が大食漢だからといって、それは無理っす!
じゃなくて、もちろん私一人のためにではなく、編集部の皆さんと一緒にどうぞ!ということです、もちろん。
蓬莱の肉まんは美味いんだよねぇ~。
あ、違う。
肉まんじゃなくて、豚まんなのです。蓬莱は。
いつも、大阪に行った帰りは、豚まんを駅構内で買って、新幹線の中でバクバク食うという、大阪人からしてみれば、イナカモノな行為を楽しんでいる私。
しかし、いくら、蓬莱が好きで、大食いのオレでも、そんなに喰えないよ~ですが、嬉しいですねぇ。
編集部だけじゃなく、他のフロアの人たちにも分けてあげよっと。
彼は、一時期は東京で仕事をしていたのですが、数年前に会社を辞め、大阪に戻って新しい仕事をしているそうです。
年に数度のメールのやり取りはしていましたが、それ以上のやり取りはない状態がしばらく続いていました。
「友達の結婚二次会で東京にやってきたんです。パーティはこれからなんですが、真っ先に駆けつけましたよ」
だから、まだ肉まんがホカホカなんだ。
数年前に比べればはるかに落ち着いて、自信に満ちた大人の顔つきになった彼。
この3連休はシゴトで缶詰な私ですが、私がこんな状況でなければ、再開の酒を酌み交わしたかったんだけれども、うーん、残念。
昔は、さんざん私にイビられ、泣きそうになりながらも耐えてくれ、結局最後まで逃げ出さずに私と一緒に毎週地獄の一丁目まで付き合ってくれた頼もしい彼。
そんな彼も、いまや大阪の代理店でシゴトを任され、堂々とした自信に満ちた風貌に変身していました。
人間、こんなにも雰囲気が変わるものかと驚きましたが、良いシゴトをしている人、あるいは自信を持ってシゴトをしている人は、自然と風格が漂ってくるもんなんですね。
なんて私が思っていたら、「そういえば、雲さん、ちょっと太りましたよね」と彼。
……うるさい、それは余計だ(笑)。
記:2006/09/16