『フラガール』試写。松雪はとてもスタイル良く、美しいのだが……
2019/09/01
個人的には、えーと、ちょっと(悪くはないんですが)
先日、『フラガール』の試写、観てきました。
松雪泰子ファンにオススメ。
蒼井優ファンにもオススメ。
『ウォーター・ボーイズ』や『スイング・ガール』のように、最初はズブのシロートが努力を重ね、人前でショーを披露できるまでの腕前に達するまでの、紆余曲折ストーリーが好きな人にもオススメ。
と、外側からばかり勧めているには理由があって、良い映画には違いないのだけれども、私個人は、いまひとつ入り込めない内容だったから、なんです。
舞台は、昭和40年代の福島県、常磐炭鉱。
石炭からオイルの時代へと移行しつつある世の中、失業や閉鎖が危惧される炭鉱の町を救うべく立ち上がったプロジェクトが常磐ハワイアンセンター。
そう、北国にハワイを計画、ですね。
そこで、東京から元花形ダンサー(松雪泰子)が呼ばれ、炭鉱の町の少女たちにダンスを教えることに。しかし、そこには紆余曲折が……。
というのが主なストーリーです。
出演する俳優もよし、ストーリーそのものも良し、なのです。
ただ、業界内での評判はすごく高かったわりには、私が観た感じは「思ったよりも…」でした。
期待が高すぎたのかもしれないし、ピンの甘いカメラワークだったのかもしれないし、いまひとつ入れ込むだけの魅力が感じられない松雪のキャラクター設定なのかもしれない(最初と最後ではほとんど別人?って感じだもんね)。
蒼井優もかなり頑張ってはいるんだけれども、フラ衣装の彼女って、あんまり可愛くないなぁ(笑)。そもそも私自身、フラダンスにはまったくといってよいほど魅力を感じていないのが、そもそもの原因なのかも(まったくもってハワイ嫌いだなぁ)。
ただ、これは私個人の嗜好が色濃く出た感想。拍手など沸き起こることなど滅多にない試写会会場、最後は拍手が沸き起こってましたから、多くの人の胸を打った内容であることには違いありません。
あと、ジェイク・シマブクロの音楽が良かった。
練習シーンのバックと、最後のスーパーに流れる音楽は、どこかで聴いたことのあるような旋律だけれども、「これでいいのだ!」という気分にさせてくれますね。
記:2006/09/06(from「趣味?ジャズと子育てです」)