ハイゴッグとジム寒冷地仕様のジオラマ
2021/01/29
この躍動感がたまらん!
ヨドバシカメラ 新宿西口本店(ゲーム・ホビー館)のショーケースの中に飾ってあったジオラマがインパクトでしたね。
寒そうな海の中から突然「コンニチハ」したハイゴッグが、ジムの寒冷地タイプを襲っているシチュエーション。
けっこう荒々しくて、失礼ながら雑に感じるところも無いとはいえません。
たとえば、明らかにスケール感を欠いた線路の上の雪や、木の幹や木に付着した雪なのか白い物体なのかよくわからないカタマリとか。
しかし、そんなことは些末なことで、それを上回る勢いと躍動感を感じます。
なにしろ海中から突然に出現したのでしょう、ハイゴッグさんは。
前方のジムが「むっ?なんだ?何が起きた?」と振り向いて臨戦態勢をとる寸前のポーズをとっていますが、既に、後続の機体は破壊されているという。
この「突然感」が素晴らしいジオラマだと感じました。
まるでディオのザ・ワールド、あるいは承太郎のスタープラチナのザ・ワールドが発動して、「出現→急襲」の瞬間の時が止まったかのようにも見えます。
製作者は瀬川たかし氏。
キット製作は、小西和行氏の名前がクレジットされていました。
製作者からの解説を抜粋してみましょう。
鉄道補給線をジム寒冷地仕様が哨戒中にまさかの水中からハイゴッグの奇襲攻撃! 脚部を吹き飛ばされて身動きが取れなくなるジムと、即座に態勢を整えて迎撃に入るベテラン機。そんな緊張感を演出しました。
そっか、前を歩くジムはベテラン機だったんだ。
この情景から数秒後の戦闘の展開が気になりますね。
ハイゴッグとジム寒冷地仕様
ハイゴッグは、ケンプファーとともに『ポケットの中の戦争』に登場したMSの中では大好きなMSなんですが、この「化け物感」がたまらなくカッコえぇ~!です。
異変に気が付き振り向こうとするジム。
そして、すでに屠られている「やられっぷり」が見事なジム。
我が家の寒冷地仕様のジムも、東日本大震災の際は、飾ってあるガンプラの中では唯一部品が破損したMS(モビルスーツ)なので(頭部のアンテナが折れた)、やっぱり、破壊されるべき運命を背負ったMSなのかもしれません。
でも、個人的には、「普通ジム」よりも、寒冷地仕様のほうが好きですけどね。
グレーのシックなカラーリングが、オレンジ朱色で弱そうなカラーリングの「普通ジム」よりも強そうに見えますし、ミリタリー色が増していますからね。
ハイゴッグといえば、以前私は、ハイゴッグのガンプラを海老というかカニといか、要するに海の中の甲殻類っぽく毒々しいイメージで作ったことがあります。
しかし、このジオラマの水ダコというかクラゲのような、水色をした本来の設定色のハイゴッグを見たら、次に作る時は設定色で塗ってみよう!と思いました。
なにせ、寒い海のイメージにピッタリの色なんですよ、この情景(ジオラマ)を見ていると。
記:2018/03/11
関連記事
>>HGUCハイゴッグ制作レポート
>>ジムの腕にビームサーベルがグサッ!
>>うなだれジム/MG 1/100 RGM-79 ジム