粋でお洒落なジャズ

      2017/12/15

THOU SWELL 君はすてき

このサイトの検索ワード第10位は、粋でお洒落なジャズでした(苦笑)。

こういう言葉で検索をかける人もいるんだ、と思いましたね。

やっぱり、ジャズに期待される効用って、そういう側面が強いのでしょうね、と改めて。

私はよくカウンターのバーで飲むのですが、で、だいたい流れているのが有線のジャズのことが多いのですが、たとえば隣に女性がいるときに、ブルーノートとかプレスティッジ、ヴァーヴ、リヴァーサイドあたりの名盤が流れると、もうダメですね。

知っている音なだけに、また、ボリュームがたいていの場合低いこともあるので、店のノイズの中から知っている音を意識がトレースしはじめるのですね。

だから、会話も上の空になってしまう場合が多い。

ちょっと聴いてる?

と言われ、

うん、聴いてる

と応え、

嘘ばっか

と言われ、

うん、嘘(笑)

と言うこともしばしば。

ちなみに、有線ではなく、きちんとCDをかけているお店で、なんとなく、いい感じのピアノだなぁと思うのが流れてきたんですね、先日。

きっと自宅でじっくり聴くよりも、こういうところで流れていたほうが、「嗚呼お洒落」なんて感じるのでしょう。

で、いったい、このピアノは誰?と思い、カウンターの向こうでアイスピックで球体の氷を作っている女性に「今流しているCDは何ですか?」と尋ねたら、ヴィーナスレーベルのビル・チャーラップでした(笑)。

ヴィーナスレーベルといえば、これ、私の偏見かもしれませんが、なんとなく、ブランデー転がしながらジャズを聴いている「ジャズおっさん」が好みそうな、白人女性の写真、それもエロさ漂う写真をジャケットに使う傾向の強いレーベルです。

ま、そのわりには、このビル・チャーラップのピアノトリオのジャケットは、わりかしスッキリとした写真を選んでいるなと思いました。

オビかジャケットかに「君はすてき」と書いてあったので、
真似して「君もすてき」と言ったら、ウケました(笑)。

記:2012/01/24

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