ネットにジャズを書き続けている。
2018/05/24
ジャズのレビューをホームページやブログにアップするなんて今さらやめておけ。
そんなことは、日本中で何百人ものブロガーたちがやっている。
同じことを繰り返したところで一体何になる?
もっと別な新しいことをやろうぜ。
以前ある人に、このようなことを言われたことがある。
しかし、私はこのような有難いアドバイスを無視して、いまだにジャズのアルバムの感想などをネット上にアップしつづけている。
愚直に続けて、すでに11年が経った。
こうすることが楽しいし、好きだから続けている。
嫌いになったら、すぐに見切りをつける。
私のモチベーションは、好きか嫌いかなので、そもそも新しいからやる、古いからやらないという発想自体が、いまひとつよく分からない。
だから、他の何百人が同じことをやっていようがいまいが、好きで楽しければやるし、飽きたらやめる。
結局、みんながやっているからやめる・やめないという発想そのものが、横並び日本人的気質の裏返しに過ぎないのではないか。
たしかに過去の名盤に対する批評は数多くアップされている。
しかし、すでにたくさんのレビューがあるから、新参者は遠慮するべきだという発想自体がおかしい。
数多あるレビューと内容切り口が一緒であろうが、違おうが、自分がどう聴き、どう感じているのかをアップすることが出来れば、私はそれで幸せなのだ。
大事なことは、利用しているメディアや表現手法の新旧ではなく、その中に盛り込まれる内容なのだ。
しかし、だからといってそして私は、ことさら無理して新しい切り口や視点を得ようと躍起にはならない。先進的で新しいことのすべてがカッコいいことだとは思わないし、あまりそういうことに価値を見出さないタイプの人間だからだ。
もっとも、新しいものすべてに背を向けているわけでもない。面白そうであれば飛びつくし、楽しいと感じれば好きになる。古いものごとに関しても同様だ。
やりたいからやっている。
続けたいから続けている。
ただそれだけのことなんだ。
記:2011/03/08