読んでから聴け!ジャズ100名盤/中山康樹&ジャズストリート
豪華執筆陣
紹介するのがすっかり遅くなってしまったんですが、先月中旬に発売された、中山康樹氏の新刊です。
中山さんだけではなく、ジャズ喫茶「いーぐる」の後藤さん、『アダルトピアノ』の井上章一氏、優れたジャズ評論家の林さん、村井さん、原田さん、杉田さんドラムへの造形はハンパではない吉井誠一郎さんも執筆参加されてます。
聴いてから読? 読んでから聴く?
この本の冒頭には、こう書かれています。
この本は、好きなジャズミュージシャンに出会うための水先案内人です。マニアの方々にも、「耳タコ」というまえに、改めて聴いてほしい粒ぞろいの名盤です。
そして、まだ聴いていない人には、いきなり聴くのではなく、本書の解説を読んでから聴いて欲しいと。
そう、「読んでから聴け」。
私の場合は、ほとんど聴いちゃってるので、聴いてから読んだクチですね。
でも、聴いて、自分なりの感想やアルバム観を持ったところで、新たな視点や違う意見に触れるのも、それはそれで楽しい。
また手持ちの音源を聴いてみたくなるし、なにより、ジャズ鑑賞がまた一歩深くなる。
なので、お勧めの本です。
入門者は読んでから聴けばいいし、マニアは読んでから改めて聴き返せばいい。
このblogのキャッチも、「読んでから聴く?・聴いてから読む?」だったので(追記:現在は違いますが)、やられたぁ~、なタイトルではありました(笑)。
とにもかくにも、サクっと読める良書です。
記:2008/01/05