ケチャップくさい親指 in 鎌倉・材木座
メディアアナリストの石井信平氏を訪ね、鎌倉に行ってきました。
朝から晴れていて気持ちの良い天気。
横須賀線の車両もガラガラに空いていて、とてもいい気分。
でも、ちょっと腹が減ったので、品川で途中下車して、降りたドアのまん前にあった立ち食い蕎麦屋のスタンドで、ゴボウ天蕎麦を食べました。
その後、蕎麦の余韻に浸りながら、ガラガラに空いた電車のなかで、うつらうつら、まどろみ気分。
とても気持ちが良いです。
いつの間にか、鎌倉に到着。
駅前書店で立ち読みして、スターバックスで待ち合わせます。
バスに乗って、材木座へ。
その前に、島森書店で、本を買う。
味のあるデザインのBOOKカバーをかけてもらって嬉しくなりました。
材木座のご自宅。
空を見上げると、トンビがものすごくスローにノンビリと飛んでいます。
まるで、空中に静止しているようです。
黒いゲイラ・カイトを見ているようでもあります。
小高いところから三方を見渡すと、
本当に三方が山に囲まれているのですね。ミリタリータウン。天然の要害です。
昔は、とんでもない辺鄙な田舎だったんだと思います。
ここに拠点を構え、ほとんどこの地から動かなかった源頼朝という武将は、いったいどういう人だったんだろうなぁ、などと思いを馳せながらも、ご自宅にお邪魔をして、ニュージーランドのワインをいただきました。
うまいんですよ、滅茶苦茶。
昨晩も遅くまでチリのワインを飲みましたが、
半日もおかずに、今度はニュージーランドのワイン。
白、辛口、スッキリ、うっとりする芳香。
でも、…あらら銘柄忘れた。
お酒の持ち込みOKな店に行こうとなりました。
ワイングラスを傾けながら、お好み焼きを食べましょう、と。
うーん、なかなか素敵、お洒落じゃないですか。
この一見ミスマッチにも思える組み合わせが粋ですよね。
材木座海岸を歩きます。
風が冷たいです。
しかし、空は青く澄み渡っています。
富士山が見えます。
高めの波が海岸に押し寄せています。
けっこう、今日の海は荒れているそうです。
次々と押し寄せる波に見とれていたら、いつのまにか富士山は雲の中に隠れちゃいました。
太陽の光を乱反射して、鏡面のように光る材木座の海の色は、青ではなく、
重たい鉛色。光るねずみ色です。
材木座海岸をしばらく歩くと道路沿いに水色の可愛らしい建物が見えてきました。
広島風お好み焼き屋のお店です。
ここで、海を見ながらワインを飲み、焼きたての熱々お好み焼きを頬張るのです。
しかし、その店、休みでした…。
仕方なしに、近所にあるハワイアンスタイルのドでかいハンバーガーが食べられる店で、パイナップルバーガーを食べましょうということになりました。
今年、サンノゼで食べた超巨大バーガーに比べれば、まだまだ小さいですが、まともに口を開いたら、絶対にアゴが外れるだろうと思わせる巨大バーガーにケチャップとマスタードをたっぷりつけて頬張ったら、肉汁といっしょに、ケチャップ&マスタードが逆流し、指に油とともにべっちょりと付き、大変なことに。
ま、指についた肉汁の混ざったケチャップやマスタードをなめるのも、巨大バーガーを頬張る楽しみではあるのですが…。
うまかったです。
しかし、いまだに、私の親指は、ケチャップくさいです。
記:2005/12/22