キューン/ラファロ1960 スティーヴ・キューン&スコット・ラファロ

スコット・ラファロのファン、あるいはラファロの音源をもっと聴きたい!というラファロマニアにとっては必聴の音源でしょう。

しかし、逆に言えば、特に、めちゃくちゃラファロ好きではない人は無理して手を出す必要はないかも。

ドラムがピート・ラロカ。
ピアノがスティーヴ・キューン。

「幻のテープ」という売り出し文句。

まあ要するにプライベート録音ではあるのですが、音質はそれほど悪くはないです。

で、スティーヴ・キューンのピアノは、というと……?

まだ、キューンらしさが花開いていないというか、エヴァンスっぽいというか。

そうそう、エヴァンスの影響力って、こんなところにも及んでいたんだって感じはしますね。

全体的に漂う「硬さ」は、エヴァンスとラファロのように、まだ「会話」が成り立っていないからかもね。

エヴァンスとラファロって、レコーディングを聴くと、あたかもその場で即興で「会話」をしているように感じるかもしれないけど、じつは、あの「会話(インタープレイ)」は、かなり綿密に時間をかけてそうとう練り込んで練習をしていますからね。
(そういうプライベート音源も出ているんですよ)

つまり、かなりの時間の積み上げがないと、滑らかなベースとピアノの会話にまで至らないわけで、

この音源のキューンとラファロに関しては、まだエヴァンスとラファロほど練習時間が確保されていなかったからなのでしょうね。

ま、だからプライベート録音どまりで、オフィシャル盤として発表されていないのだろうけど。

しかし、この硬質さが、これまた心地よかったりもするのです。

記:2016/08/24

▼収録曲
1. Little Old Lady
2. Bohemia After Dark
3. What’s New
4. So What
5. So What(Alternate take)

記:2020/11/15

ジャズ

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