レイズ・オブ・ヘヴン/マーク・ターナー

マーク・ターナーの初リーダー作『レイズ・オブ・ヘヴン』。

マーク・ターナーは、このアルバムで初めて知りましたが、なかなか力強いテナーサックスだと感じました。

ピアノやギターのようなコード楽器のない、なかなか硬派なフォーマット。

ドラムにベースのリズムセクションに、フロントは、マーク・ターナーのテナーと、アヴィシャイ・コーエンのトランペットの2管。

このカルテットが繰り出すサウンドは、一聴、難解っぽい印象を受けつつも、比較的スルスルと耳の中に入り込んできます。

難解っぽく感じるのは、おそらく口ずさめるキャッチーなメロディが少ないからかもしれません。

フレーズもそうですが、そこから生み出されるニュアンスを大事にしているような感じもしますね。

堅実かつ柔軟に局面チェンジを展開する反射神経が鋭いリズムセクションに乗り、奇をてらい過ぎずに変幻自在な演奏を楽しめます。

アルバム全体に貫かれているダークなトーンは一貫しているため、ぼーっと聴いていると全部同じに聞こえてしまうかも。

そのへんは、各楽器に対してじっくりと耳を傾けていくしかないでしょうね。

最初は、全体聴きをぼんやりと繰り返すだけでも良いのでは?
逆にそのほうが、この作品の音世界を早く把握できるかもしれません。

そうすれば、いままでの顕微鏡聴きからは見えてこなかった「音の風景」が感じとれるようになるかもしれません。

記:2015/01/14

ジャズ

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