幻のモカンボ・セッション’54

   

私にとってビ・バップとは何ぞや?と問われれば、一言でいえば、「ヒリヒリした感じ」。

この言葉を、そっくりそのまま体現したかのようなめちゃくちゃ熱い音源がコレ。

『幻のモカンボセッション』。

「モカンボ・セッション」とは、1954年に、後のクレイシー・キャットのメンバー、ハナ肇や植木等らの呼びかけで横浜にあるジャズクラブ「モカンボ」で行われたセッションのこと。

渡辺貞夫や秋吉敏子のほか、鉄道自殺を遂げた伝説のピアニスト守安祥太郎らが集まり、多くのジャズマンやファンから語り草になるほどの熱いセッションが繰り広げられた。

その模様が録音されており、一時期は音源となって発売されていた。

特に、ピアノの守安祥太郎が、もう滅茶苦茶バド・パウエルではないか。

ハンプトン・ホースに「守安ヤヴァい」といわしめただけのことはある
圧倒的すぎる超絶ピアノ。

これは下手に触れたらヤケドする。

つまらん音源100枚売ってでも手にする価値のある貴重な興奮音源です。
 ̄∇+ ̄)vキラーン

記:2017/11/19

 - ジャズ