椎名林檎《モルヒネ》のベースライン
2021/02/10
こちらにも書いたので重複は避けるが、椎名林檎の1st『無罪モラトリアム』に収録されている《モルヒネ》は、肩の力を抜いて楽しくベースを弾ける曲だ。
ベース・ラインが、曲全体のトーンを設定しているので、アンサンブルの主導権を握っているという優越感にも浸れる。
ベースラインは適度な遊び心が効いていて、最低音のEから1弦の19フレットまでと、下から上までポジションもフル活用出来る上に、ダブルストップの箇所もあったりするが、それほど難しくはない。
しかも、弾いていて心地良いミドルテンポ。
ベーシストにとってはおいしいところだらけの曲だと思う。
あまり気張ってシャープに弾き過ぎるよりも、ちょっとカッタるめに弾いたほうが、曲の雰囲気にマッチしているような気がする。
記:2000/11/01(from「ベース馬鹿見参!」)