坂本龍一の新刊と新譜~音楽は自由にする、アウト・オブ・ノイズ

2022-03-12

kousaten

新刊

以前出版された坂本龍一の自伝『セルダム・イリーガル-時には、違法』は面白く読むことが出来た。

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あれからもう20年。
時が経つのは早い。

そう、20年ぶりに出版された自伝、『音楽は自由にする』を現在読んでいる。

幼少期から現在までの教授の足跡が淡々と記されているが、とても面白い。

ファンとしては興味深く、また、駆け足で読んでしまうのが勿体ないので、パラパラとランダムにページをめくりながら、興味のあるトピックスから、ゆっくりと読んでいる。

村上春樹の本を読むときと同じで、勢いに乗ってしまうとページをめくる手がどんどん加速されてゆくので、そうすると早く読み終わるのがとても勿体ない。
なので、読む勢いをセーブしながらゆっくり読んでいるのだが、この「遅読」もなかなか楽し。

興味深い、というか、「そうだったんだ」と感じたエピソードを1つ書くと、『BGM』の《CUE》のエピソード。

この曲は、細野さんと幸宏氏の共作だ。
教授がいない間、スタジオで2人がこの曲が出来上がる。
その時、教授は「二人から復讐されているな」と感じたのだそうな。

この空気は、幸宏氏もキャッチしていたらしく、YMOの再々結成のときに幸宏氏は恐る恐る「CUEをやらない?」と教授に尋ねたのだそう。

なるほどね~、そういうマインドの確執もあったんだ。

ほのぼのとしたのは、「YMO再結成」の話。

「再結成」といっても音楽活動の再結成ではなく、最初は「たまには3人集まって一緒にご飯を食べようよ」というのが趣旨だったのだとか(笑)。

ほのぼのとしていて、こういうの好きだな(笑)。

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新譜

以上が、新刊の話で、今度は新譜の話。

最近発売された教授の新譜も個人的には好きです。

タイトルは『out of noise』。

声に出してアルバムタイトルを発音してみると、あれ? ……アート・オブ・ノイズ?(笑)

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きっと語呂は意識しているんだろうな。
音の方向はまったく違うけれども。

『CHASM』以来、5年ぶりのソロだけれども、私は、『CHASM』は5年近くの間、飽きずに、じっくりと、ゆっくりと、たっぷりと楽しませてもらったアルバムなんです。

3回や5回聴いた程度で、「分かった・分からない」の音世界ではない。

時間をかけて、ゆっくりとこちらの感性を馴染ませる作業が楽しいアルバムなんですよ『CHASM』は。
(特に冬の寒い日に、暖房の効いた暖かい部屋で聴くのが良かった)

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今回の新譜も、『CHASM』じっくり、じわじわ、ゆっくりと味わおうと思っている。

だから、今のところ、安易な感想や結論は出すつもりなし。

記:2009/03/19

関連リンク

>>CHASM 坂本龍一

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