コスパ高し!作りやすし!タミヤ1/35 II号戦車制作記

      2023/05/10

ロングセラーの旧キット

タミヤ2号戦車といえば、最近だと、いや、もう10年も前になるけれども、フランス戦線のA~C型が発売されており、相変わらずの人気ぶりを誇る戦車ですよね。

しかし、旧キットの人気も依然として続いています。

いわば、ロングセラー商品。

パーツ数少なく、すぐ組みあがる。
フィギュアがたくさんついていて、おまけに値段も安い。
古いキットながら、しっかりとした作り。

このような、コスパの高いタミヤの1/35スケールの2号戦車。

昔お世話になったAFVモデラーも多いのではないかと思います。

もちろん今でも戦車プラモの入門キットとしては最適。

なにしろサクッと作れるところが良いですよね。

なので、私もさくっといきたいと思います。

箱の中には、小さな箱の中にピタッとパーツ類がおさまっています。

説明書が昔と違って英語版もはいってますね。
あとは、入門者向けの簡単なプラモの作り方基礎知識的なチラシも。
やはり、タミヤ側も、初心者が作ることを意識しているのかもしれませんね。

そして、ビニール袋から取り出したランナー、パーツ類。

車輌本体のパーツよりも、フィギュアのパーツのほうが多い感じですね。

組立説明書です。

英語の解説ぺーぱー。

さて、作ります。

組み立て完了

パーツが少ないので、あっという間に組み立てが終わりました。

このキットは、F型とG型を選択できるのですが、砲塔の後ろがシンプルではないG型のほうで組み立てています。

古いキットながら、バリも少なく、パーツ同士の合いもピッタリ。
さすがタミヤです。

この角度から見ると、丸っこくて可愛いらしい形をしていますね。

下塗り

サーフェイサーとスプレーの混合ランダム吹きで、プラ地を潰しました。

黒いサーフェイサーを軽く吹き、乾いたらプラスチックの下地が見えているところをめがけてマホガニーのサーフェイサーを吹き、しばらく乾かした後、まだプラスチック地が見えているところをめがけて、艦底色を吹き付けました。

最近ハマっている下塗り方法です。

最近は上記3色ですが、今回は艦底色を吹き付ける前に軽くジャーマングレーも吹いています。

天津甘栗のようなカラー。

ま、目的はアクリル塗料を乗りやすくすることなので、一色だけで塗りつぶしても良いのですが、それだとつまらないので、いろいろな色を吹き付けて楽しんでいます。

フィギュア制作

付属のフィギュアのパーツが多いので、一気に組み立ててしまいました。

直立させるには難しいポーズの兵士も多いので、台となる板が付属しているのが嬉しいですね。

ジオラマ制作を考えていない場合、この板にフィギュアを接着するだけで、気軽に飾れます。

細かなパーティングラインは消すのが骨なので、そのままにしています。
塗るのが怖い……。

塗装

今回の塗装は、ちゃっちゃと仕上げたかったので、タミヤの缶スプレー、ダークイエローを使用しています。

2回に分けて、ささっと吹いて、軽くエッジをスポンジと使ってクレオスの水性カラーの焼鉄色を乗せ、Mr.ウェザリングカラーのステインブラウンでウォッシングをしました。

ステインブラウンは、専用うすめ液でかなり薄めて、面積の広い平筆でぐりぐりと塗り広げています。

なぜかというと、後でティッシュで拭き取るのが面倒だから(笑)。

とはいえ、液体が溜まった箇所はふき取ってはいますが、パーツを壊してしまう可能性がある拭き取り作業は最小限にとどめたかったので、なるべく少量の液体が全体にいきわたるように塗り広げました。

完成!

車輌本体の仕上げは、タミヤエナメルのバフでドライブラシで仕上げ、フィギュアを塗って、II号戦車、完成!
……といきたいところでしたが、なんと間違いが発覚。

砲塔のハッチの取り付けが逆だとフェイスブック上で指摘がありまして、急いで直しました。

こちらが正しい向き。

ご指摘くださった方々、ありがとうございました。

そして、完成!

フィギュアの塗装は、かなりスピード&あっさり仕上げです。

黒のサーフェイサーを吹いて食いつきをよくした後、アクリルミニで基本塗装。
一回の塗装では下地が見えるので、少しずつ白を混ぜながら、はみ出し修正もかねて上塗りを重ね、乾いたらタミヤのスミ入れ塗料で服のしわや顔をスミ入れ、最後はタミヤのエナメル塗料のフラットホワイトでドライブラシをしてしあげました。

赤茶けた戦車本体に対して、白っぽい軍服の兵士のギャップがちょっと……、って感じもしますが、まあいいや。

このキットは1000円でおつりがくる価格で、フィギュアが5体も付属し、さらに旧キットでありながらも、必要最小限のパーツ構成で作りやすく、完成後の満足感も高いという、ものすごくコスパの高いキットだと改めて感じました。

今後は、きっと生きている間に、最低5個は作るだろうなぁ。

記:2019/12/11

YouTube

動画もアップしてみました。

ミニコーさんからのコメント。

これ今日作りましたwww

ラバウル航空隊さんからのコメント。

このキット前に買ったので近いうちに作りまする!

是非!

neko mimizさんからのコメント。

キットの年式はランナーのタミヤ名前の所に19xxて書いてあるハズ

HANOMAGsd.kfz.さん⇒neko mimizさん

手持ちのキットで確認しました。
「1971」とあったので、1971年ってことですね。つまり、昭和46年か。第三次印パ戦争の頃だ。

AoSan Tube

さんからのコメント。

今は墨入れ塗料やウェザリング塗料が出てるので便利ですよね。
あっという間にそれっぽいのができるので
「俺でもここまで出来る!」ってなりますw
最近久々にプラモに復帰してますが
やはりII号戦車から始めました、複雑で部品数の多いリアルな最近のキットも良いですが
組みやすい部品数のタミヤのII号Fもいいと思います。
作りやすい、休日プラモに最適ですよねぇ。

おっしゃるとおりですね。
昔は、今ほど「汚しツール」が出ていませんでしたし、情報にも限りがありましたから、
スミ入れ⇒エナメル塗料
ドライブラシ⇒エナメル塗料
一択でしたからね。
で、やり過ぎて、パーツがポロリと取れちゃったり、パキンと割れてしまったりと大変でした(涙)。

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