パーカッションは、うねってうねってうねりまくってくれないと
そういえば、息子が生まれる前後は、パーカッションものの音楽ばかりかけていたなぁ。
胎教の一環で(笑)。
リズム感よくなるように、って。
幼児教育には、音感、音感ってよく言われているようだけど、私は、音感以前にリズム感だと思っている。
だって、いくら音感がよくても、並べる音のリズム感が音痴だと、音楽自体がブスになっちゃうからね。
逆に、多少、音が調子っぱずれだったり、調整からアウトしていても、リズムに乗っていさえいれば、それはそれで、非常にクールな音楽になりうる可能性がある。
だから、音感よりもリズム感!
とにかく、パーカッションものをかけまくっていた。
一番、よくかけたのがサブーの『パロ・コンゴ』かな。
これは、いまでもよくかけている。
土着的なリズムとヴォーカル。素朴なギター。
なんか土ぼこりくささの漂う名アルバムなのです。
あとは、マイルス・デイヴィスの『パンゲア』(笑)。
エグいでしょ。
パーカッションがメインのアルバムじゃないんだけど、ム・トゥーメのうねりまくるパーカッションがなかなか壮絶。
演奏はそれ以上に壮絶だけど(笑)。
パーカッションといえば、昨日、六本木の「スイート・ベイジル」に国府弘子のライブにいったんだけど、バンドのパーカッションがカルロス菅野だった。
熱帯JAZZ楽団のパーカッショニストで有名だけれども、ジカに見るのは初めて。
しかし、申し訳ないけど、期待していたほどではなかったな。
国府弘子さんは彼のこと、かなり気にいていたみたいで、ピアノとパーカッションのデュオとかでやってたけど。
非常にスクエアな感じのパーカッション。優等生的だよね。
正確だけど、うねりがあんまりない。
私は、演奏に強烈なウネリを与えるパーカッションが好きだ。
強烈なウネリといえば、そうそう、NGラバンダもよくかけていたな。
NGはエヌ・ジーじゃなくて、えね・へーと読むんだよ。
キューバのバンド。
一時期(今でも?)作家の村上龍氏も熱をあげていたね。
あと、キューバといえば、チェピン・チョーベンもよくかけた。
両方とも、非常にナゴむサウンドだけれども、やっぱり、ウネリは凄いのです。
音楽が脈打って、呼吸している感じがよく伝わってくる。
あと、女房が好んでよくかけていたのが、『ブエナビスタ・ソーシャルクラブ』のサントラ。
しっとりと、渋く沈んだ雰囲気のなか、静かに悲しくパーカッションがうねっていますね。
生まれる前から、パーカッションの音を浴び、生まれた後に撮影した映像をプレイバックしても、かならずバックにはパーカッションのポコポコとした音が聞こえているほど、パーカッションの音を浴びまくっていた息子。
で、誕生日にパーカッションを買ってあげたら、叩くどころか、まさか立つ道具に使われるとはね(笑)。
お、そろそろ10分だ。
今日はここまで。
また明日!
記:2005/08/06(from「趣味?ジャズと子育てです」)