財布は良いものを持っていたい

「たかが財布・されど財布」で、別段見栄をはるわけではないが、せめて財布ぐらいは「良い」ものを持ち歩きたいものだ。

貧相な財布の中に入れられたお金は、嫌気がさして「金運」と一緒に逃げ去ってしまう、というと大袈裟かもしれないが、本当にお金を大切に思うのならば、せめて自分が所有している時ぐらいは居心地の良い空間にしまってあげたいと思うだろうし、何より財布そのものを大事にするから、落としたり無くしたりする確率もグッと減るし、立派な財布に千円札数枚じゃ情けないよなぁ、と思うようになれば、中身を相応に満たそうと努力もするし、ムダ使いの防止にもなる。

結婚を考えている女性は、飾った言葉やファッションなどよりも、男の持っている財布、そしてお勘定の仕方一つの方が（スマートなお勘定はなかなかに難しい）、はるかに人間性や将来性を雄弁に物語るということを覚えておいても損はしないと思う。

記：2000/09/17

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