【坂本龍一氏追悼】教授音楽の想い出トーク:EX-JAZZほか

      2024/02/06

坂本龍一氏のご冥福をお祈り申し上げます。
小学生の時に魅了されて以来、じつに40年以上ファンでした。

訃報を受けて1~2日ブランクが生じてしまいましたが(こういう時ってすぐにコメントというか言葉が出てこないもんなんですよ個人的には)、すっごいファンだったので何か言わなきゃ(あるいは書かなきゃ)という想いにかられ、昨日動画をアップしました。

視聴者さんたちから頂戴したコメント

ヒューベリオンさんからのコメント。

教授もエヴァンスもフランス印象派の影響受けてますよね?自分はスィートリベンジとかスムーチーの頃の教授が好きでした😢

>はい、受けてます。
そう考えると、両者のベースに横たわっている音楽、そして表現における美意識のようなものは案外共通しているのかもしれませんね。

『sweet revenge』といえば、今井美樹とデュエットをしている《二人の果て》が以前カラオケにあることを発見して、喜び勇んで歌ってみたら、周囲からは「お経みたい」といわれてしまいました(苦笑)。

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永井勉さんからのコメント。

きましたね・・坂本教授の大ファンの雲さんだから
思い入れも半端ありませんね・・・!!
私はYMOを聴いたのは19才の時で滅茶苦茶影響を受けました・・
ギター屋だったのに、何故かカセットテープタイプのMTRを買ったり
KORGのMS20というシンセを買ったりしまして遊んでました・・・
60才を過ぎ、今でも多重録音やっている原点でした・・・😅😅😅

カセットテープタイプのMTRを買ったり(たしか2倍速で録音)、KORGのシンセを買ったり、多重録音やったり……、ってやってること、まるで一緒じゃないですか(笑)。
それだけ音楽馬鹿(?!)に与えた影響、功績は大きい人でした。

2019 enchanさんからのコメント。

動画配信ありがとうございます。YMOが『Solid State Survivor』で大ブレークした時、リアルタイムで同盤(当時はもちろんレコード)を購入、その直後YMOファーストも購入し聴きまくってました。♪ 東風、♪ 中国女、♪ The End of Asia、♪ Behind the Mask・・・みないい曲でした。YMO聴いていたからBitches Brewも割と抵抗なく聴けたんだと思います。いまだに教授が亡くなったなんて信じられません、まだ、あたかもどこかでご健在のような・・・(幸宏さんも)。♪ Ex-Jazz、いま聴くとあまりに悲しい・・・レクイエムのように・・・。

重くのしかかってくるレクイエムのようですね、たしかに、今聴くと。

それと、そうそう、『B-2unit』や『テクノデリック』などを経ている耳だからこそ、『ビッチェズ・ブリュー』も抵抗感なく受け入れられたのかもしれません。

後藤啓太さんからのコメント。

私は「未来派野郎」と「メディア・バーン・ライブ」が大好きで今でもiPodに入れて移動中に聴いています。

『未来派野郎』も『メディア・バーン・ライヴ』もいいですね!
さすがに『未来派野郎』は、最初に聴いたときは《黄土高原》や《バレエ・メカニック》以外は、「なんじゃこりゃ?!」と感じた曲も多かったですが(苦笑)、聴いているうちにだんだん馴染んできました。
その少し前にシングルで発売された《G.T.》がカッコよく感じたものですが、『メディア・バーン・ライヴ』の疾走する《G.T.》がこりゃまたカッコよくて、特に小原礼のベースには痺れましたね。

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ドロマスさんからのコメント。

坂本龍一さん といえば、私の中では「ラストエンペラー」の音楽ですねー🤓
劇中の「rain」という曲を聴くと未だ鳥肌が立ちます。
劇場で観た時の興奮とその時の自分を思い出します。

《レイン》も良きですね。
サントラ以外にも、ピアノやオーケストラなどいろいろなバージョンがあります。

「レイン」といえば、そういえば、あの高倉健、松田優作の『ブラック・レイン』のキャスティング候補にもあがっていたんですよね。

なんと健さんが演じた松本刑事役は、最初、マイケル・ダグラスは坂本龍一にアプローチしていたのだとか。健さんのイメージが強い松本刑事を教授が演じている姿はまったく想像できません(笑)。

《レイン》のような左手8分音符連打系伴奏がお好きなら、アジエンスのテーマもお好きなのでは?

Asience (Fast Piano Version)

ドロマスさんからの返信。

健さんの役を教授がやっていたら…かなり映画の印象が変わりますよねー
クールに淡々と演じて凄みを与えるような刑事像になりますかねぇ…
アジエンス!いいすねー初めて聴きました🎶
どうやら8分音符連打系が好物なようです😅

「ピアノ8分音符連打系」がお好きなら、こんなのどうですか?

私が30年以上前に、私が作った架空映画の妄想サウンドトラックです(笑)。

ドロマスさんからの返信。

むむむー正に
ピコピコ連打の樺太急行!
な感じですね🤓笑

ご感想ありがとうございます。
音源は、マリンバ、トロンボーン、トランペット、ヴァイオリンなど、電子音っぽくないアコースティック楽器のものばかりを使用したと思うんですが、ピコピコサウンドっぽく聞こえますか。

高松貞治さんからのコメント。

私にとって坂本龍一と言うと、山下達郎の「イッツ・ア・ポッピン・タイム」にキーボードとして参加していたのが、印象的でした。このアルバムがまた素晴らしい!ちなみに山下達郎と対照的に、サザンオールスターズの桑田佳祐の事は、よくわからないと認めていなかったらしいです。

John Lodenさんからのコメント。

君に胸キュンは私の中学時代に流行っていましたが、既に小学五年の時に、母親の持っていた、テクニクスのCO-DECKの周りに重ねられていたカセットテープの中から、ポリスのDo do do de Da da daやジョンレノンのウーマン、ニューウェーブ、ニューロマンティック等を聞いていましたので、初期のYMOの曲はアジア風旋律が古臭く殆ど聞きませんでしたが、唯一「増殖」だけは小林克也のDJスタイルが粋で気に入りカセットテープで聞いていました。積極的に自分から日本の音楽を聴き始めるきっかけは、英語の家庭教師から山下達郎のフォーユーのスパークルの頭のカッティングをエレクトリックギターで教わって以降です。その後ピチカートファイブ、SHI-SHONENなど。思い出に残っているのは、英語の家庭教師がサンディー&ザ・サンセッツのギターのケンちゃんと親しくしていまして、1984年の冬に愛車シビックに乗せてもらって、小さなクラブのような所で立ち見でケンちゃんのソロコンサートを観た事ですね。坂本龍一はクラシカル、O.S.T.、実験音楽、ポップ/ロック、R&B、エレクトニカなど様々なスタイルで作品を発表してきましたが、その中でもポップな部分が好きです。戦メリ、音楽図鑑、未来派野郎などは今聞いても新鮮です。坂本がもう少し世間に媚びて、アイドルなどに曲を書いていたら、恐らく細野さんも舌を巻くほどポップなヒット曲を沢山誕生させたのではないでしょうか?それくらい素晴らしいメロディーメイカーでした。

この意見には賛成です。
>アイドルなどに曲を書いていたら、恐らく細野さんも舌を巻くほどポップなヒット曲を沢山誕生させたのではないでしょうか?

伊藤つかさの《恋はルンルン》や、岡田有希子の《くちびるNetwork》などを聴くたびに思います。

あと、原田知世の《クララ気分》(作曲:南佳孝)や、飯島真理の《Love Sick》(作曲:飯島真理)なども、作曲者は違えど、教授アレンジが秀逸で、教授色が濃厚に出ていつつも、キャッチーで聴きやすくて大好きでした。

永井勉さんからのコメント。

Off Minor出来ました・・・実はこの曲ほんとうはアレンジが難しすぎて
降参しようかなと考えていたんです・・・
そうでしょう・・3本のホーンがそれぞれ考えられない動きでオーケストレーション
しているんです・・・!!
そこへ 坂本教授のニュース・・・教授に捧げる為に 頭を切り替えて
簡単ですけどほぼシンセでの一日かけてOff Minorを創ってみました・・・😅😅😅

冒頭の、シュー、ピロリロリンの入り方が秀逸です。
これは、なかなかのセンスというか、私はどう逆立ちしてもこのような入り方思い浮かびません。
それと、最後にいきなりスパッと終わるところもいいですね♪

GamaGさんからのコメント。

昨日は追悼という訳ではないですがアルバム「out of nise」を一日聞いておりました。沁みました。B2も好きですがこれも飽きのこないいいアルバムです。氏の歌物の作品はあまり好みではありませんが、Moving onとかA day in the parkなんて曲はかっこいいですよ。Jazzをはじめいろいろ聞きますが、これからも折に触れ氏の音楽を楽しめることが長いファンとしての幸せです。まさに芸術は長しでしょうか。

『アウト・オブ・ノイズ』も良いアルバムですよね(これが出た時はアート・オブ・ノイズをもじったものだと思いました)。

>まさに芸術は長しでしょうか。
「Ars longa vita bresis. 芸術は長く、人生は短し」ですね。

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Kawai Andyさんからのコメント。

教授の訃報と私の母の脳梗塞で入院した日が同じだったのでいまだに重苦しいです。
坂本龍一さんの音楽は若い頃から、細野サンの音楽と共にずっと身近にあるものでした。
「B2-UNIT」「音楽図鑑」「未来派野郎」「ESPERANTO」「BEAUTY」「NEO GEO」「HEART BEAT」「CASA」「SWEET REVENGE」「SMOOCHY」「Out Of noise」「Async」どれも繰り返しいまだによく聴いています。ジャズではないけれど「ETUDE」のレゲエっぽい中間部のコンバインされたバップっぽいフレーズはメチャクチャカッコよくて、未だに口ずさんでしまいます。

坂本さんは音楽の情感をすごく大切に、しかもラジカルなアプローチを怠ることなく挑戦し続け、ここ十数年は「Out Of noise」や「Async」のような音と音楽の境界で表現を探究していた感じでした。
特にアルバム「Async」の「Andata」はバッハを想起させる追悼曲のような音楽です。さようなら、ありがとうございました。と心の中で追悼しています。

心のこもったコメント、ありがとうございました。

h.aさんからのコメント。

いつかは誰でもくるのですが、ちょっと早かったですね。

ほんと、おっしゃるとおりだと思います。

人力飛行機さんからのコメント。

ちょっと坂本教授のことになると、極私的な感想になると思うんですが。特に大ファンでもないので、他の皆さんほどの坂本龍一リスナーでもない。しかしやや印象的な思い出もあるので、その辺で“大ファンでもなかった人間の感想”というあたりで(笑)読んでもらえたらと思うんですが。いくつかあって①吉本隆明のことが先の鎌倉の呑み会でも話題になってました。高野さんが振ってくれて。坂本さんは吉本と一冊対談集も出してるんですね。『音楽機械論』1986年に。CD付きで、なんと吉本が坂本の指導で作曲した「アジア的音階」とかいう曲までついて。その後2009年にちくま文芸文庫になってます。ま、そのCDはご愛嬌ということで、「へえ」ていう感じだったけど。それで対談のほうは、さすがに音楽をめぐる興味深い視点が多かった記憶があります。あまり覚えてはないんだけど(笑)で、しかし今でもどうしても思い出す個所があって。中島みゆきの作品を二人で喋ってる頁があったんですね。吉本はあの詞の世界も好きだし、ああいうどっかギター抱えた流しの女流みたいな風情も好き、という評価。それはあの人の中島みゆき評価としていつも出てくる評価で、そこでも喋っていたと思います。で、坂本教授からの評価で「次のコード進行が読めてしまう。そこが苦手」というのがあった。読んでていかにも音楽大学というか、凝ってなきゃ気が済まないというか。となるとしかし、素朴な音楽ってやはりあるんだけど。歴史的に。通俗的といってもいい。そういうのは聴きたくないみたいになるんじゃないか。最初から敬遠。そういう聴き方になるしかない。それじゃこの人の聴き方の欠陥ではないか?て思えたんですね。つまり非常に素朴な感性で書かれた作品は受け付けないと言ってるんだから。私は凝ってようが素朴だろうが、良いものは良い。そこを聴き分けられるのが本当の音楽批評だと信じている。文学だろうが絵画だろうが、音楽だろうが、そう考える。そこでそこでの坂本教授の批評を読んで「ああ、なんかわかっちゃったなあ坂本龍一」て感じたのを覚えてる。要するにこの人の聴き方は信用できない完ぺきには。そう感じたんですね。そこが今でも思い出すことなんですね。その対談のその箇所が。このこと、他のコメントでも出てこないと思うので、そこは言っておきたい。そう感じた人間がいるということは。②①みたいなことを書くと坂本龍一全否定みたいに受け取る人もいるかもしれないが、教授の演奏で、好きなところもある。浅川マキが1975-1976年にライブハウスでスタジオライブみたいに録ったアルバム『灯ともし頃』『流れを渡る』という2枚。その2枚は愛聴したんですけど。そこにYMO直前の坂本龍一が参加してオルガン弾いてる。それは浅川マキのなかでも泥臭かった最後の頃で、Rod Stewartのカバーとかやってた。日本語に訳して。そのカバーが良かった。そこで坂本教授がオルガンで参加してたんですね。良いフレーズも要所に挟んでいた。あれは泥臭いんだけど、どっか現代詩ぽいundergroundぽいんで参加したのか?その辺の詳細はよく知らないんだけど。まあ坂本龍一で一番好きな演奏です(笑)③あと、音楽のこととは離れて、あの方の死の原因ガンの治療のことで、また感じることが。教授は死の前1年に6回手術して、最後はつらくて「死にたい楽になりたい」とか口走るようになった。そんな風なことが出ていた。1年に6回手術って2か月に1回手術。それで内臓とか一部切り取ったりしたとすれば、もう全身ズタズタでしょう。なんでそんな治療をやったのか。他に今では内科的ガン細胞標的治療もあれば、近年精度が進歩して後遺症が出ない放射線治療、もある。で、そういう外科的でない治療でも、治療後の生存率は外科的治療と大差はない。大差はないのはすでに医学的統計で証明されてる。同じ生存率でダメージが少ないならそっちを選ぶのが患者の論理です。そういうので見つかるたびに部分的に治す治療だってあるはず。そうできなかったのかなという気がしますね。ガン治療の仕方で、まずどのガンでも、最初は外科的手術を勧められる。そのままだと必ず手術になる。そこで患者が自分でどんな治療があるのか自己で調べなきゃいけない。でないと必ず手術になる。あと、外科の医師の特徴で「切らなきゃ治らない」「あなたのガンにはその治療は効かない」と言いたがる。それは私が経験済みです。ガン治療やってますから。その辺で教授はどうだったのかと思いますね。切りすぎてたんじゃないかと。それで要するに合併症すなわち切ったことで免疫が下がり、色んな病気を併発したんじゃないかって。ジャズのファンも高齢者がいるし、ガン闘病してる人、これから先ガンが見つかって治療するかもしれない人もいると思う。その辺で教授のガンとの闘病で気になったのがその辺ですね。

popneo2007サンからのコメント。

教授がJAZZの曲をラジオでかけていたのでそちらの影響もあるのかもしれませんね。高校時代は新宿のジャズ喫茶にも行かれてたそうです。

大 深堀さんからのコメント。

YMOのテクノデリックいい作品ですよね。細野さんのベースがうぬっていてサイコーあいちょうばんです。大深堀でした。🎉🎉🎉🎉😂😂😂😂😂😂🎉🎉🎉

そうそう、《京城音楽》や《灯》の細野さんのベースには度肝を抜かれました。
そうとうなインパクトでした。
で、しばらくすると《階段》のベースも良いことに気づくんですよ。教授のピアノソロのバックのところ。ちょっと音量低めなんで注意してないと聞き逃してしまうのですが、あの独特のベースライン、知的で独特。ピアノの美しさに耳がいってしまいがちなのですが、そのピアノに隠れてベースも素晴らしいんですよ。

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