【立ち読み的書籍紹介】吉田仁(サロン・ミュージック)の講義&インタビュー本(Lectures & Interviews/N4書房)

      2024/05/10

ミュージシャン、プロデューサーの吉田仁氏の講義とインタビューをまとめた本『Lerctures & Interviews』(N4書房)が届いたので、立ち読み的に紹介しています。

コメント

人力飛行機さんからのコメント。

今回はまた新着書籍の紹介ということ。他のネタをいったん書いたのを中止して私もまず本の話。前の動画の「買ったけどホコリ被ってる盤」の関連で、私の部屋にあったんですよね。『別冊新評 澁澤龍彦』これはまだ澁澤が元気だった1973年に出た特集号。なかに澁澤の未発表評論とか澁澤をめぐる座談会。グラビア。年表まである。サド侯爵のことを書いた評論があって、澁澤の評論自体読んだことなかったんだけど、さっき初めて読んで。サド侯爵が晩年過ごした精神病院で、そこの雑役婦の娘だったまだ10代の娘と関係していた話が、発見された日記から分かった。サド侯爵はすでに70歳こえてすでに病気で痛みをかかえ、その娘にもこぼしていた。病死の数日前にも精神病院の部屋で逢ってH。70歳すぎの老人が10代の娘と精神病院の個室でHしていた。それが発見された日記から分かった。それを興味深いと好奇心満々で澁澤が書いてる。初めてまともに澁澤の文章読んだけどサド侯爵を視るその視線が良いと思いました。

で届いた本の内容が吉田仁さんの著書。講義&インタビュー。この方ってSalon Musicという二人組バンド。知らないので例によって初めて音源を検索して。これってPerfumeっぽいですね。可愛いらしいテクノ。といってもSalon Musicは80年代から活動。全然古い。でも同じ系統なんですよね。

YMOからSalon Musicから高橋ユキヒロから小山田圭吾から高野寛からの系列がある。ほぼ私の音楽履歴とは遠い存在なんだけど、小山田圭吾が東京五輪の音楽監督を降板した事件。昔のインタビュー掘り返されて、パラリンピックの理念ー健常者と障碍者の共存共生ーに反するとなって一大スキャンダル。あれは自分は興味ありました。小山田圭吾に。凄い人だなこの人は。と自分は思いました。あれで相当叩かれてた。YMO関係の細野さんとか高橋さんとかが心配してたたしか。高橋さんのコンサートに小山田が出る予定だったが出なかった?あとフジ・ロックにも出る予定だったが出なかった。かなり苦労したらしい。神経やられて。一種の「恐るべき子供たち」の路線で売り出そうとしてたわけでしょう当時は。それを掘り返されて。今どうしてるんでしょうね彼は。そのころにはじめて小山田圭吾のライブをYouTubeで視ましたけど。それは嫌じゃなかったです。

あとは高野寛が昔教育テレビで「土曜ソリトンSIDE-B」ていう若者向きの番組の司会を緒川たまきとやってテーマも歌ってた。その番組よく視てたので割合好きですこの人は。爽やかで誠実で。坂本龍一もゲストで出演。そこで高野寛が「今日は昔の話もしてもらおうかと」と口火を切った。それにたいし坂本龍一が「今日は論争はしない」と冒頭にきっぱり断言。しかし高野は別に論争する気はなく。「坂本さんの音楽の始まりはお幾つくらい云々」と始めて「ああ、そこから?」とナニ自分はムキになってたんだと我に返る坂本龍一。という場面が面白かった。高野寛が坂本龍一に論争は吹っ掛けないだろうと(笑)自分もみてて思いましたから。最後は高野寛の番組テーマを二人で生演奏。良い演奏だったんですねそれは。「All over starting over 〜その笑顔のために〜」という。非常に懐かしいあの頃。

主さんのテクノ系の話題に絡んでる人ってこの動画にはあまりいらっしゃらない。テクノ系とジャズ系って重ならないのが通常ってことですかね。わたしも事情に通じてはいませんが。そこが面白いというか。主さんの音楽履歴が変わってるのか。でも面白いですねこういう音楽履歴。私も疎いながらここの動画のせいでElephant Gim知ったり向こうの2000以降のjazz, rock, funk, fusion MIXのKokoroko, Snarky Puppyとか聴いて割合好きです。上原ひろみのジャズ×テクノのSonicwonderlandはハマりましたけどそれくらいです。

御駄賃取郎さんからのコメント。

雲さんのご趣味の広さはじつに魅力的であります。^^

私がこちらに参加させていただいて以来、このサイトで一番印象に残った雲さんの言葉があるのです。
それは、「皆さんがお好きなアルバムはなんですか?」という問いに対して「思いの他、反応が鈍いようです」
というコメントでした。

つまり予想外にも、人が好きなアルバムというよりは「自分だけの思い出のアルバム」を大事にしている、ということなのかな?と自分は感じました。

そう考えると、ジャズやクラシックのフアンが大量のコレクションを持つということの意味が理解できます。
ポピュラーのヒット曲のレコードを買うのとジャズなどのレコードを買う際の違いは「聞かず買い」が多い?ということなのかな?という気がします。

・・いずれにせよ、こちらのサイトの雲さんからは「終わりのない刺激!」を頂いています。
自分は生きている間になんとかハード・バップ期の録音は、ありったけ、できるだけ、手当たり次第に?聞いてみたい!という妄想を抱いていますが、笑

その意味では今は実にいい時代ですね。日々、未聴だったアルバムをネットで発見できるなんて想像もできませんでした。
すでに体に不自由を抱える身となっても、こうして好奇心旺盛な?雲マスターからいろんな刺激をいただけることは幸せだとおもっています。

以前私が、オフ会の長い生録音を飽きもせず3回もきかせていただいたのも、こうした皆様からの刺激に惹かれたからでもあります。

ありがとうございます!

BOOKS N4さんからのコメント。

N4書房です! おかげ様で売れ行きに弾みがつきました。ちなみに私は最近、ジャズのスタンダード・ナンバーをよく弾き語りでカヴァーしているLaufey(レイヴェイ)が好きです。とりわけアイスランド交響楽団と共演している「I Wish You Love」など良いですね。 (こちら

>おかげ様で売れ行きに弾みがつきました。
本当ですか?!
お役に立てて嬉しいです。

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