クモというだけで、むやみやたら怖がらないでください

      2015/05/23

spider

年末にマイクロソフトから出ている「エンカルタ」という百科事典をPCにインストールして以来、面白くて息子とよく遊んでいます。

これは、PC版の百科事典なのですが、PCの特性を大いに生かした内容となっており、ただ文字と写真だけの解説にとどまらず、対象によっては動画が見れたり、音を聴けたりするのです。

また、土地の名前を入力すると、地球版の「まぴおん」が出現して、縮尺も自由自在なので、地球をマウスで転がしたりして遊びながら、国と国の距離感覚がつかめる優れもの。

また、安土桃山城や、スペースシャトルを作っているNASAの工場をマウスを動かしながら見学出来たり、砂漠の風景を360度見渡せたりするので、楽しい教材です。

昔の百科事典といえば、重たい本が数冊ドカン!でしたから、パソコン1台の中に文字、写真、映像、音、CG、地球儀などが詰まっているソフトで遊んでいると隔世の感があります。

私は、3歳のときに、叔母さんから小学館の子供百科事典をプレゼントされました。全8冊のセットです。

小学校高学年になるまで、この8冊は私の好奇心を満たす大切なアイテムでした。

とはいえ、子供の私のこと、いつも眺めるページは決まっているんですけどね……。

ひこうき、しんかんせん、へび、りにあもーたーかー、ろけっと、うちゅう、さめ、でんしゃ、ふね、じどうしゃ、かぶとむし……

ま、そんなもんです。

でも、飽きずに何度も眺めているうちに、そこに書いてあることが自分の中の血肉になってゆく実感はあったので、百科事典や図鑑は、子供にとっては大切な知育アイテムなんじゃないかと思っています。

昨日、息子と「くも」を調べてみました。

雲じゃなくて、蜘蛛のほうね。

そうしたら、長い映像がはいっていて(海外のドキュメント番組の映像がそのまま収録されていた)、小さな蜘蛛からタランチュラまで、世界中の様々な蜘蛛の生態が映像と音声で詳しく解説されていました。

しかし、蜘蛛って気持ち悪いねぇ。

いやぁ、背筋がブルブルです。

でも、途中のナレーションで、「蜘蛛の毒はみなさんが思っているほど凄い毒を持っているわけではありません」。

そして、最後のナレーションの

みなさんは、蜘蛛を見ると気持ち悪い、不気味と思う人も多いでしょうが、もし地球の掃除屋さんの蜘蛛がいなければ、地球上は昆虫で溢れかえっていたでしょう。どうか、クモというだけで、むやみやたら怖がらないでください。

を聞き、そうか、蜘蛛は蜘蛛なりに頑張っているんだな、と思い、ちょっとだけ愛着が湧きました(単純)。

▼遊びながら、知識が身につきます。
 子供より親のほうが夢中になたりして(←それはオレ)
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記:2006/01/27(from「趣味?ジャズと子育てです」)

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