ストリクトリー・パウエル/バド・パウエル

重たいパウエル

奄美大島在住の「音のソムリエ」高良さんと先日電話で話したんですけど、『サウンンズパル』のブログにもアップされているとおり、最近は『ストリクトリー・パウエル』にぞっこんなのだとのこと。

高良さんのブログ記事⇒こちら

絶頂期のパウエルの気品かおる、だけども、どこか狂気じみた演奏もいい。渡欧後の味わい深い演奏も大変すばらしい。

では、その中間の時期のパウエルは?

一般に、ブルーノートのvol.3,4,5が代表的なアルバムだとされていますが、ブルーノートだけではなく、Verve(ヴァーヴ)も何とも形容しがたい「重たいパウエル」の宝庫なのですね。

私はそのなかでも『ブルース・イン・ザ・クロセット』が好きなのです。


Blues in the Closet

で、高良さんの場合は、VerveではなくてRCAの『ストリクトリー・パウエル』。

アート・テイラーとジョージ・デュヴィヴィエのリズム隊がいちばん、今の気分にしっくりくるのだとか。

この時期のパウエルの重くて、歪んで、妙な重力をたたえたピアノはたしかに独特です。

未聴の方は、精神状態が健全なときに、ぜひ!

なぜ精神状態に言及するのかというと、疲れているときとか、ネガティヴな気分のときに聴くと、「あちらの世界」に誘われてしまう危険性があるように思うから。

なので、心に余裕があるときに聴くほうが良いと思います。

記:2014/09/25

album data

STRICTRY POWELL (RCA)
– Bud Powell

1.There Will Never Be Another You
2.Coscrane
3.Over the Rainbow
4.Blues for Bessie
5.Time Was
6.Topsy Turvy
7.Lush Life
8.Elegy
9.They Didn’t Believe Me
10.I Cover the Waterfront
11.Jump City

Bud Powell (p)
George Duvivier (b)
Art Taylor (ds)

1956/10/05 New York

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ジャズ

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