ソビエトT34/76戦車 1943年型「チェリヤビンスク」制作記
チェリヤビンスク工場ヴァージョンのT34
T34の1943年タイプを作ります。
タミヤのMM(ミリタリー・ミニチュア)シリーズの1/35で、ボックスアートは白背景ではなく、ドラゴンのキットのイラストのように、箱全体がイラストとなっているパッケージですね。
ウラル山脈東麓、ミアス川沿いに位置する都市、チェリャビンスク。
ここの工場で100輌ほど作られたT34が、このT34/76戦車なのだそうです。
他のT34に比べると、丸っこくて小さめな砲塔がかわいらしい外観ですね。
箱を開けると、タミヤのいつものソビエト戦車のパーツ色、濃い緑。
例のごとく、ソビエト戦車は部品が少なくてよ~ござんす。
デカールです。
完成時間を短縮させるために、まずは砲身とシャーシの転輪などの接続パーツから接着しはじめることにします。
組み立て
さくっと組み立てを完了させました。
もちろん無改造。
1943年チェリヤビンスク工場ヴァージョン独特の砲塔の小ささゆえに、小ぶりで丸っこくかわいい外観です。
フィギュアと野戦砲も同時に完成。
さっさと組みあがるのが、タミヤのT-34系キットの良いところですね。
サフ吹き
組みあがったら、サフ吹き作業です。
最初に黒、20分ほど乾かして、黒が付着していない箇所を中心にマホガニーのサーフェイサーを吹き付けました。
いつもは念には念を入れて、色を変えて3回吹きをするのですが、今回は、黒とマホの2回吹きです。
青いT34
下地に吹いたサーフェイサーが乾いたら、キャラクターブルーを薄く吹き付けました。
ところどころに下地が見えるよう、一回吹きのみで終了。
それでも、やっぱりキャラクターブルーを塗ると、アニメに登場する車輌っぽく見えてしまいますね。
でも、Mr.ウェザリングカラーを使ったフィルタリング作業をしまくれば、なんとかなると信じて、次に進みます。
フィルタリングとドライブラシ
Mr.ウェザリングカラーのブラウン、ブラック、パープル、ブルー、イエローなどを要所要所に塗布し、幅が広めの平筆で伸ばしてフィルタリングをかけ、タミヤエナメルのバフでドライブラシをかけ、車輌のほうは完成です。
砲塔に貼ったデカールのシルバリング(余白が光って、いかにもシールを貼ってますな感じ)が酷いですな。
丸っこくて小さな砲塔と傾斜装甲ゆえ、一瞬、アメリカのM4シャーマンに見えてしまうかもしれません。
金属ギラリ感は、なんとなく出せたと思うのですが、これは吹き付けたキャラクターブルーが半光沢だったことが大きいかもしれません。
半光沢のベースカラーにMr.ウェザリングカラーの組み合わせ、けっこう良いかもしれませんね。
フィギュア
フィギュアとDShK38機銃を塗って、完成!
フィギュアはいつものごとく、タミヤのアクリルミニを塗ったあとにスミ入れ、ドライブラシという簡単仕上げです。
実働、24時間以内で、ここまで出来た~!
ひとえに、「タミヤのソビエト戦車はパーツが少ない」のお陰です♪
記:2020/01/06