YouTubeおしゃべり上達法
速く喋る
YouTubeのチャンネルをはじめて半年程度の初心者に毛が生えたような私が偉そうに書くのも申し訳ないことなんですが。
ただ、この半年で得た感覚みたいなことを書いて見ます。
現時点での私の感覚からすると、私のような「しゃべくり中心」の動画の場合は、ゆっくり喋るよりも、速く喋るように心がけたほうが良いような気がします。
もちろん速く話すと、噛みます、ドモります。
また、編集している際は、「あれも話せばよかった」「これを話すのを忘れていた」ということもたくさん出てきて、後悔の連続です。
しかし、後から自分がアップした動画の喋りを聴き返して感じるのですが、「ゆっくり喋り」はトロく感じる。聞いてて眠くなる。
スロートークは達人の領域
ゆっくり話して説得力を持たせるのは、達人の技です。
人生経験を積み、声の表情やテンポからだけでも説得力という磁力を出せる人に限ります。
そういうオーラをまとうには、まだまだ私は修行不足。
であれば、たくさんのことをどんどん早口で喋ったほうが良い。
内容はお粗末ですが、勢いだけは残ります。
この勢いって大事だと思うんですよ。
チャーリー・パーカーじゃないけど、やっぱりジャズの即興は「テイク1」が一番。
何度も取り直しをしているうちに、勢いがどんどん削がれていく。
きちんとした内容を過不足なく伝えたいのであれば、文字で書いてアップしたほうが良いと思います。文章だったら、何度でも遂行や書き直しが可能ですからね。
しかし、喋りの場合は、内容そのもものも、もちろん大事ですが、むしろ聴き手が期待することって、「喋り手のパーソナリティ」の部分だと思うのです。
パーソナリティというやつ
私の場合は、速く喋ろうとすればするほど、脳味噌にスイッチがはいるというか、常日頃寝ぼけている脳味噌が次第に活性化してきて、どんどん色々な話が閃いて(閃かないこともありますが)、話が脱線していく。
この「脱線っぷり」が私のキャラだと思っています。
どこまで遠くに脱線できるかが勝負!
なんて思っているのは私だけかもしれませんが。
いや、戦略的にそういうキャラだということを打ち立てたいというところもあります。
今のところジャズ中心のコンテンツが多いのですが、ジャズだけで終わらせたくないですし、ジャズから色々な分野に枝葉がわかれて繋がっていることが多いのです。
一見、関係ない話題も、じつはけっこう繋がっていることもあるし、繋がっていることを出そうとして空振りに終わることもあるけれど、とにかく、ひとつのアルバムだったり、一人のジャズマンのことの紹介だけだったら、もう既にたくさんの本や雑誌に書かれていますから。
多くの皆さんが周知の事実に何らかの違う何かを付け加えることが、今の私の楽しみでありテーマなんですね。
早口人気ユーチューバーたち
それに、現在のチャンネルを立ち上げた際、何人かの人気ユーチューバーの動画を参考にしたのですが、たとえば、スーツ氏やDaiGo氏の喋りなんか、早い早い。
けっこう同じ内容をグルグルめぐったりしていることもありますが、特に退屈することもなく、気がつくと10分以上経っていることもあるんですね。
もちろん、私は彼らのように頭の回転が速いわけでもないし、早口で話せるわけではありません。
しかし、勢い、ノリ、テンポって大事だなと彼らの動画を拝見して改めて実感した私は、普段は絶対そんなに速く喋らないんですが、頭のスイッチをオンにして、出来るだけ早めに喋るように心がけているのです。
そのほうが、話しているこちらとしても、アップテンポのナンバーを演奏しているようなスリルと興奮に包まれますし、少なくとも半年前に録音してアップしたトロい喋りなんかよりは、ずっと上達していることを実感しています。
つまり、速く喋ることを心がければ、それなりに上達もしているということ。
もちろん、上達といっても、端から見みれば「ぜんぜん変わっていない」というレベルかもしれませんが、あくまで自分基準からしてみると、「よくまぁコイツ、べらべらと喋れるようになったな」と思えるようになってきているので、面白さとか内容の深みとかは別として、なんとか上達してしているんじゃないかなという手ごたえはあります。
というわけで、しばらくは早口喋りを追求していこうと思います。
バラードの演奏は、もっと年を取ってからで良いのじゃ、って感じで。
記:2019/06/21