タイガーI後期生産型制作記/タミヤ1/35

      2022/01/14

組み立て

そういえば、戦車といえばド定番のタイガーI戦車を久しく作っていなかったので作りました。

前々から気になっていた後期生産型です。

キットの箱の中はこんな感じ。

ランナーを並べてみました。

パーツ少なし。

キングタイガーやヤクトタイガーになると、もっとパーツ数が少なくなりますね。

組立説明書(解説書/設計図)は、英語バージョンも入っておりました。

デカールです。

で、一気に組み立て完了。

昔のキット(前期型)を作った時よりも組み立てやすいような気がしますが、タミヤのキットは昔から組み立てやすかったなぁ、そういえば。

ドラゴンなど海外のAFVキットを作ると、しみじみ分かるタミヤの合いの良さ、作りやすさを実感できます。

このキットの履帯(キャタピラ)は、パーツを一枚一枚接着して作るタイプですが、流し込み接着剤を使えば楽勝でございますね。

2、3箇所、流し込みの甘いところがあって、ボトンと取れ落ちてしまったパートもありましたが、だいぶ組み立て式履帯にも慣れてきたみたいです。

足回りといえば、前期型のタイガーとの大きな違いは、転輪がツルツルなのか(前期型)、ネジ(リベット)でボコボコなのか(後期)の違いでしょうね。

個人的にはリベットぼこぼこのほうが無骨でカッコいいと思います。

下地塗装

さて、組みあがったら塗装にはいるわけですが、

で、とにもかくにも下塗り。

オキサイドレッドと、RLMグレーを適当にランダム吹きをしました。

日本色的迷彩

中学生の時はダークイエローで塗ったということもあり、今回はジャーマングレーで塗ろうと思ったのですが、この時期のドイツ陸軍の車輌はグレーが廃止され、ダークイエロー、もしくはダークイエロー下地にレッドブラウンやダークグリーンの迷彩に移行していたそうなので(ま、待ち伏せの多い守勢に回ったからということなのでしょうか)、グレーで塗るという選択肢は消えました。

なので、今回は迷彩にチャレンジです。

一気にボワッと塗装終了。

迷彩色ですが、ちょっと嘘をついて(?)、緑はダークグリーンではなく、日本海軍の暗緑色です。

また、茶色もレッドブラウンではなく、日本海軍の艦艇の艦底に使用される艦底色で塗りました。

ま、同盟国の色だからいいかな?という適当な理由で自分を納得させています。

なんだか焼き菓子のような色合いですね。

バターと抹茶とキャラメルの3色マドレーヌ!みたいな。
そんなスイーツ無いんだけども。

ワイヤーなどを部分塗装をしたり、軽~くスミ入れしたりして完成。

やっぱりなんだか食えそうw

戦車というよりも、やっぱり焼き菓子っぽいです。

最初はラッカー系塗料を吹いたのですが、そのあと、タミヤアクリル塗料の同系色(ダークグリーン、レッドブラウン)を迷彩パターンの上からなぞるように吹き付けたから、しっとっりフラットが特徴なタミヤアクリルの質感が、そう見せてくれるのかもしれませんね。

で、さらに薄めたバフを離れた距離から砂吹きをしているということもあるのかもしれません。

だから、適度に緑と茶色のビビットさが抑えられている。のかもしれません。

しかし、迷彩パターン、かなり適当だということがよく分かるアングルですね。

転輪などの足回りはもう少し汚しても良かったかも。

なにしろ、水溶きアクリルの達人・ブラスコウ氏によれば、戦車はちょっと戦場に出れば、数日で汚れでボロボロになってしまうとのことでしたから。

デカールの量が少ないのも嬉しいですね。

きっと、こんな鮮やかな迷彩がほどこされた実車は過去にはなかったのだろうな。

まあいいや、あくまで「俺軍」の戦車だから。

もしくは、「俺博物館」貯蔵の実戦経験ゼロのミント車輌である、ということで納得させています。

タミヤアクリルならではの、ミルク・マイルドな塗装。
これはこれで追求してみるのも悪くないかも?

ちょっと高いけど、やっぱりタイガーIは作り甲斐のあるキットですね。

ティーガーとかティーゲルと呼ぶ人もいますが、やっぱり私にとっては「タイガー!」なのでございます。

記:2020/11/20

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