カフェモンマルトル

高野雲の雑記帳。音楽・映画・読書・模型。

ティナ・ブルックスがいるからこその『オープン・セサミ』

   

音色と楽想がピタリと一致しているということ。

これ、特にジャズにはよくあることですが、フレディ・ハバードの初リーダー作『オープン・セサミ』の《ジプシー・ブルー》など、まさにその典型。

彼作曲のナンバーは、このアルバムには2曲収録されていますが、なかでも《ジプシー・ブルー》は秀逸。

彼の、あのクスんだ音色で吹かれるからこそ、聴いていてグッとくるんだよね。

で、ティナがテナー1本だけで「あのメロディ」を吹いたところで、沈んだ地味ぃ~な感じになってしまうところを、ブライトで瞬発力のあるハバードのトランペットが色を添えている。

絶妙な音の色彩バランスです。

リーダーであるフレディ・ハバードを代表する1枚には違いありませんが、リーダー作の少ないティナ・ブルックスの代表作の1枚にも挙げられるアルバムでもあるのです。

▼収録曲
1. オープン・セサミ
2. バット・ビューティフル
3. ジプシー・ブルー
4. オール・オア・ナッシング・アット・オール
5. ワン・ミント・ジュレップ
6. ハブズ・ナブ

記:2016/10/15

 - ジャズ