闘茶~Tea Fight~/試写会記
戸田恵梨香好きは必見
先日、戸田恵梨香主演の『闘茶』の試写を観てきた。
京都と台湾を舞台に、戸田恵梨香が走る、走る、遅い足で(笑)。
(この意味は、本編見ればわかります)
内容といえば、ちょっとシチュエーションの描写に関しては、「え、いつのまにアナタがなんでココにいるんですか!?」な、ツメの甘いところが散見されたけれども、ま、ものすごく気になるほどのことではないでしょう。
そして、終始、元気にスクリーンを所せましと動き回る戸田恵梨香。
戸田恵梨香のファンにはたまらない内容だと思います。
特に、映画 『デスノート/the Last name』において、地下牢に緊縛された戸田恵梨香が言う「トイレに……トイレに行かせてッ!」というセリフに椅子から転げ落ちそうになり、「戸田恵梨香を抱きしめたい!」といタイトルの秀逸な映画評まで書きあげてしまった、映画評論家・膳場岳人氏の感想もぜひ伺いたいものであります(笑)。
▼こちら
戸田恵梨香を抱きしめたい!
もっとも、この映画では、緊縛・監禁なシーンはないよ(笑)。
かわりに着物姿と、細くて長い脚でのキン的蹴りのシーンはあります(笑)。
スタジオ4℃
この映画のみどころのひとつは、オープニングのアニメーションだろう。
これは「スタジオ4℃」が手がけたもの。
大胆な構図と、なめらかな曲線。
生き物のような線の動きは「さすが!」の一言。
私が大好きな映画のひとつに、松本大洋原作の『鉄コン筋クリート』があるが、これも、スタジオ4℃によるアニメーション。
非常に美しく大胆なグラフィックを世に送り出してくれる、よい仕事をするチームだと思います。
香川照之
あと、自堕落ダメオヤジを演ずる香川照之がイイ味出してましたね。
俺も、ああいう娘から、「このダメ親父!」と叱り飛ばされるような、ダメオヤジになりたい。娘いないけどさ(笑)。
シリアスな内容を期待していたが、シリアスさよりも、コミカルさが強調された内容で、良い意味での心地よいテンポでサクサクと何の抵抗もなく見れるエンターテインメント・ムーヴィだと感じた。
7月12日より、渋谷シネマライズ他で、全国順次ロードショー!
記:2008/06/21