ウラハラの話〜セルフイメージと他者評価のギャップ
2018/07/27
イメージと実態
「人は見かけによらない」と言われている。
自分が思い込んでいる自分と、人が認識している自分が違うということは、別に『エヴァ』のシンジ君と綾波の会話を引き合いに出さなくとも、誰もが実感していることだろう。
具体的に思いついた例を挙げてみよう。
好みのタイプとリアルのギャップ
私は胸が小さめな女性の方が好みなのだが、なぜか深い仲になる相手は決まって巨……、というか、大き目というか、豊かなボリュームの方のほうが多い。
くわえて、自分の身長が比較的高めということの反動からなのか、ウサギさんのように小さな女性が好みといえば好みなのだが、お付き合いする人は、なぜか身長高めな女性が多い。
いや、実際にはそれほど高くなくても、見た感じが身長高めに見える人が多いのだ。
これは、私と相手の双方が放出するフェロモンやMHC遺伝子の相性という生物レベルの問題なのやもしれず、おそらく私が脳の中で勝手に「好み」を作り上げた、あるいは「好き」だと思い込んでいる虚像と現実のギャップによるものなのかもしれない。
几帳面かつ怖そう?
私はズボラで整理整頓が下手で、非常に大雑把な正確だと自分では思っているが、几帳面そうですねとよく人から言われる。
私は子供の頃から今にも泣きだしそうな弱っちい顔が嫌いで、中学、高校の頃は、よく洗面所の鏡に映し出された自分の顔を見て、「もっと強そうな顔になろうよ、俺」と語りかけていたぐらいなのだ。
しかし、人からは、「黙っていると怖そう」とよく言われてしまう。
ロリンズ好き?コルトレーン好き?
モダンジャズの2大テナー奏者と言えば、ジョン・コルトレーンとソニー・ロリンズだが(少なくとも私の中では)、では、両者のどちらが好きかと問われれば、私は躊躇なくロリンズと答えるし、『橋』を提げて復帰する前までの絶頂期のロリンズは本当に好きだ。
しかし、皆、このことを知ると、口を揃えて「コルトレーン好きかと思っていたた」と言うのだ。
もちろんコルトレーンも好きなんだけど、ロリンズほどではない。
理由を尋ねると、「エネルギッシュなところ」が通じるからみたいなことを言われるが、私は全然エネルギッシュではない。
寝るのと休むのが好きなので、いつも、どこでどうしたらもっと眠れるのかということばかり考えている睡眠好きでもある。
岩浪洋三氏の言葉
睡眠といえば、故・岩浪洋三氏は、元『スイングジャーナル』の編集長をされていたことがあるが、以前ラジオ番組の収録の際に、雑誌の編集の話になった時に、岩波氏は、雑誌編集部って忙しい時は徹夜をするというイメージがあるかもしれないけど、僕は一回も徹夜をしたことはない、ちゃんと寝てた」と仰られており、上には上がいるなと思ったものだ。
同時に、「なんだもっと寝れば良かった!」と少々後悔したものだ。
ちなみに、私は雑誌の編集部にいた頃は、よく徹夜をした。
それは、私が猛烈に働く働きマンだったからではない。
デスク(進行管理)という役割上、朝方の業種の人ともやりとりをしなければならないし、夜型、深夜型の職種の人たちとも連絡を取り合ったりしなければならなかった関係上、どうしても机を離れられないことが続いただけだ。
これだけは当たっている
私はよく食べる方だと自分では思っているが、少食そうですねと言われる。
別にやせ細っているわけでもないのになぜ?と思うのだが、そういえば「お酒をいっぱい飲みそうですネ」ともよく言われる。
他人から指摘されたことで当たっているのはお酒飲むってとこだけなのが悲しい(笑)
記:2014/05/14