モビルスーツの始祖・ヴァッフを作ってみたが、なかなかツボだらけのガンプラでした。
2021/02/09
MSの始祖
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にちょっとだけ登場するモビルスーツ(以下MS)の始祖となった機体、それがYMS-03ヴァッフです。
ジオン軍を代表するMSザクから余分なものを削ぎ落としたかのようなシンプルな外観。
さらに足を含め、全体的に丸っこくまとめられた愛くるしいデザインは、なかなか「モビルスーツの始祖」と呼ぶにふさわしいシルエットです。
かっこ悪いんだけれどもかっこいい。
弱そうだけど、何気にそそる。
この絶妙な按配が、MS好きにはものすごくツボなのです。
ジオンの汎用人型機動兵器・ヴァッフ。
waff。
ドイツ語で「兵器」。
うん、ツボです。
ヴァッフのガンプラ
特に個人的にツボなのは、シールドですね。
まるで機動隊が使う盾のようなデザイン。
というより鉄板の端を左右の端を折り曲げただけのようなこのシンプルなデザインが、最近の過剰装飾気味のMSとは一線を画していて、無骨でシンプルでカッコよくて男らしいと感じるのは私だけではないでしょう。
そのヴァッフが、バンダイさんからHGで発売されていたので作ってみました。
作る際に参考にしたのはこのサイトのこのヴァッフです。
⇒おっさんのガンプラ らいだ~Joe
めちゃくちゃカッコ良いではないですか。
兵器と言うよりも、建機のような趣きを醸し出したデザイン。
ヴァッフのちょっとローテクな感じの魅力をオレンジ色の「建機カラー」がヴァッフの魅力をさらに引き出しているように見えました。
なので、早速このカラーリングをパクらせていただき、塗装してみたのが、このヴァッフなのです。
見本とさせていただいた、らいだ~JOEさん制作のヴァッフに比べると、インパクトでは、百歩も二百歩も劣りますが、個人的にはとても楽しめて作れた作品でした。
塗装はいつものようにマホガニーを下地に塗り、少しずつオレンジ、黄橙色を上に乗せながら、深みと重量感を維持しつつ明るい黄色を乗せて行きました。
個人的には隠蔽力の弱いイエローを塗装することが苦手なので、ヴァッフは黄色を塗装する際の良い練習台になってくれました。
でも、やっぱり黄色を塗るのは難しいな~。
後は、クレオスから出ているミスターウェザリングでスミ入れをしたり、これもらいだ~JOEさんが施されているウェザリングの方法参考にさせていただき、クレオスの水性塗料の焼鉄色で、全体にドライブラシをかけてみたりもしました。
私にとっては、水性塗料でウエザリングをかけるということは初体験で、新たな発見がありましたね。
水性塗料といえば、昔は筆を水洗い出来るタミヤのアクリル塗料をメインに使っていたのですが、クレオスの水性塗料を使うのは初めて。
驚いたことに、クレオスの水性塗料、ほとんど匂いがしないんですね。
強いて言えば、きなこもちの匂いかな。いや、きなこもちというよりも、きなこそのものの匂い。
なので、今後しばらくは、机の上に飾ってあるバッファを見るたびに、きなこもちを思い出してしまうかもしれません。
あ、ちなみにこちらは、ヴァッフの後姿です。
丸っこいデザインとはいえ、昭和時代のガンダムのMSよりかは、かなりスリムな体型なんだなということがわかります。
もう一個つくろうかな。
製作の詳しい経緯はこちらに書いています。
>>HGヴァッフ 1/144 制作レビュー
記:2016/07/08