私が好きなウィスパー系の女性ヴォーカル
2021/02/09
声とルックス
時おり、「はっとする声の持ち主」に出会うことがあります。
声質ももちろんあるんだけれども、声のトーンとルックスからくるイメージのギャップ、あるいは、声色と話している内容が一致している時、もしくはその反対で、まったく一致していない時に「はっ!」とすることが私の場合は多いみたい。
そういうことからも、最近では、『セクシー心理学』の松下ひなこ氏の声がわりと好きですね。
この方と同系統の声で、銀座のある画廊に勤務されている女性も、ルックスもスタイルも、文句なしのパーフェクトな美人なのですが、その大人びた表情としぐさとは裏腹に、ちょっと舌足らずなしゃべり方というか、声色も上記、松下ひなこ氏に似ているので、そのギャップがとてもそそられます(笑)。
べつに「ロリ声」が好きってわけでもなく、むしろ、ウィスパー系のセクシーヴォイスが好きだったりもするのですが、
それでは紹介
それでは、私が好きなウィスパー系のヴォーカルを何人か思いついた順で紹介していきたいと思います。
ビーチェ
ウィスパー・ヴォイスといえば、カヒミ・カリィがパッと思いうかぶ人も多いと思うのですが、私は、それほどツボじゃなく、やっぱり音楽である以上、曲や、アレンジや、サウンドメイキングのほうにまで耳がいっちゃうわけで、そうしたトータルさの中にブレンドされたセクシー&ウィスパーヴォイスは、個人的には、このアルバムのbice(ビーチェ)が一番!って感じなのですね。
▼《The Girl In The Letters》をお聴きあれ
let love be your destiny/bice
カヒミ・カリィ
しかし、だからといって、カヒミ・カリィが好きじゃないのかというと、まったくそういうわけはなくてですね、「部分好き」な箇所は多々あります。
それは、彼女名義のアルバムよりも、菊地成孔とのコラボレーションだったりもして、《色彩のサンバ》という曲の、ブレイク、
♪じゅて~む、て~む、て~む
の部分だけに、「おお~!」な私だったりもするけど(笑)。
CHANSONS EXTRAITES DE DEGUSTATION A JAZZ/菊地成孔
▼こちらはショートバージョン
Degustation a Jazz
ってことは、「フレンチポップスの女性ヴォーカルも?」ということになりそうなんだけれども、一時期は、ジェーン・バーキンやレジーヌのように、唇の微妙な破裂音までもが生々しく聞こえるロリ声も好きだったけど、最近は、あんまり。
なぜかというと、多分、飽きたからかも(笑)。
▼これは、とても充実したコンピレーション。頭の中、ピンク色に染まってください(笑)
ゲンスブールを歌う女たち
竹中仁美
あと、一時期は、サロン・ミュージックの竹中仁美の人工的エフェクトウィスパーヴォイスにもかなりハマりましたが、これも、ちょっと飽きちゃったかな。
また復活するかもしれないけど。
▼マーク・アーモンドのカバー《セイ・ヘロー・ウェイヴ・グッバイ》がすごく良い!
サロン・ミュージック THIS IS + O BOY
ブリジット・フォンテーヌ
飽きていない声といえば、ブリジット・フォンテーヌのか細く過激な声には、あいかわらず夢中つづけています(夢中続ける?)
これは、声のみならず、音楽としての屋台骨が強靭だからということもあるのでしょう。
▼ウッドベースとのデュエット《私は26歳》がほんと、すばらしい
ラジオのように/ブリジット・フォンテーヌ
ジャズ・ヴォーカルは?というと
以上、とりとめもなく挙げてみましたが、もちろん、か細い系のヴォイスだけではなく、ジャズのヴォーカリストに多い、「野太い系」も好きな声いっぱいあります。
サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレエ……。
定番のジャズヴォーカル3人娘(?!)ではありますが、やっぱり彼女たちのヴォーカルは格別です。
ま、バックを務めるジャズマンたちが優秀な人たちが多いということもあるので、声に食傷しかかったら、バックのリズムセクションに耳を逃すという技もありますからね。
でも、そのジャズヴォーカるですが、今朝はちょっと聴く気になんないなぁ……。
マヘリア・ジャクソンよりは、大貫妙子聴きながら、コーヒー飲んで、黒糖かじりたい(笑)。
最近の私の朝飯は黒糖とコーヒーなのです。
記:2004/04/22