IV号対空戦車 ヴィルベルヴィント制作記(タミヤ1/35)
2022/03/20
旧キットのほうです
タミヤのMMシリーズのヴィルベルヴィントを作りました。
スケールは1/35。
ドイツ陸軍の主力戦車・IV号の車両を改造した対空車輛ですね。
現在、「ニューヴァージョン」のキットも発売されていますが、今回作ったのは「旧バージョン」のほうのヴィルベルヴィントです。
キットの箱です。
箱の中はこんな感じ。
パーツ類を並べてみました。
勝手知ったるⅣ号戦車。
最近は、HGUCのザクなみにパーツや組み立て手順が頭と手の先にインストールされてしまっているので、車輛の「下半身」に関しては、問題なくさくさくと組み立て作業が進みます。
そして、組み立て完了。
つや消し黒とマホガニーのスプレーを吹いて下地塗装をした後、タミヤのアクリル塗料で「水溶きアクリルエアブラシ」。
ところどころに、シャドーとしてフラットブラックを吹いたり、アクセントとしてオレンジを吹いたりもしています。
転輪周りのゴムや、車輛に取り付けられた工具類などは、タミヤのスミ入れ塗料でちょこちょこと塗装しています。
ハケがついている上に、薄め具合も適切で、わざわざエナメル塗料の瓶の中に塗料かきまぜ棒を突っ込んで、ぐるぐるとかき回して、その後塗料皿に塗料をとった後、エナメル溶剤をスポイトで垂らして薄めたものを筆で塗装し、塗装後筆を吹いて洗うという面倒な作業を一気に省略できるので、重宝しています。
4連対空砲の先っちょは、一応ピンバイスで穴をあけています。
中心部からズレているけど(汗)。
土汚れしそうなところは、レッドブラウンを吹いて汚したつもりになっていますが、汚れというよりは迷彩っぽくなってしまった。
いや、汚れとも迷彩ともいえない、どっちつかずの中途半端状態ですね。
そして、油彩のバーントアンバーやピーチブラックを薄めまくった状態の「溶液」をモールドに染み込ませ、乾かぬうちに、ごくごく微量のアイボリーホワイトを染み込ませたハケでドライブラシをして車輛を仕上げました。
そして、急いで作って塗ったフィギュアを乗せて完成!
フィギュアが完成した後に「しまった!」と思ったのは、なんと、砲塔(というのかどうか)の中にフィギュアを乗せられないんですよ。
高射砲を搭載した砲塔(というのかどうか)を作りながら、同時にフィギュアも作り、フィギュアや砲塔(というのかどうか)の内側を先に塗って作っていかなければダメだったようです。
なので、別なところに配置して遊んでいます。
急いで作って、急いで塗ったので、かなりテキトーです。
それでも、フィギュアは無いよりあったほうが臨場感と、戦車そのものの存在感が増すので良いですね。
フィギュアの塗装もタミヤアクリルで、乾いた後に、ささっと油彩のアイボリーホワイトをドライブラシしていますが、なんだか妙なツヤが出てしまっている。
もしかして半乾きの状態の時にドライブラシをしてしまい、つやつやフィギュアになってしまったのかもしれない……。
次回からは気を付けよう。
やはり乾く時間を設けることは大事ですね。
そのためには段取りが大事。
模型は段取り9分、いや7分くらいかな。
この段取り次第で、早くも完成するし、いつまでたってもダラダラと完成しない状態をずるずると引きずることになります。
最近は、なんだか段取りが行き当たりばったりなので、完成までの時間が伸びてきているような気がしますので、そのあたりは、もう少しシャキッとしたいですね。
私の場合は、早く作っても、じっくり時間をかけて作っても、だいたい完成した時のクオリティって変わらないんですよ。
むしろ、モタモタと作ったときのほうが出来が悪いかもしれません。
そのあたりは料理と似たようなところもあるかもしれませんね。
「段取り」と「スピード」が大切だという点においては。
しかし、この独特な砲塔(といっていいのかどうか)の形、完成してみると、かなりの存在感。
同じ4号対空戦車だったら、もしかしたらメーベルワーゲンよりもカッコいいかもしれない。
次に作るときは、タミヤの新しいほうのヴィルベルヴィントを作ってみようかと思います。
記:2022/02/01