ブルー・ヨーク制作記/タミヤ1/35 アメリカ陸軍 対空戦車 M247 ヨーク
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ブルー・モンク
セロニアス・モンクの代表曲、《ブルー・モンク》というブルースが好きなんですが、そんな私が風呂に入りながら、ふと思いついた言葉が、脈絡もなく《ブルー・ヨーク》。
ヨークといえば、ヤクルトのような飲料のほかに、対空戦車の名前でもあります。
そう、アメリカ陸軍の対空戦車ですね。
ブルー・ヨーク。
そうだ、青いヨークを作ろう!
……ということで、おしいれの中に眠っていたタミヤのヨークを取り出し、青で塗ってみることにしました。
けっこう昔のキットですね。
発売された時は、タミヤニュースでよく紹介されていました。
箱の中はこんな感じ。
意外とパーツの数は少ないです。
組立説明書です。
組み立て
なので、あっという間に組み立て完了(実際は2日ほどかかりました)。
砲塔を組み立てる際は、一瞬、「おぉ、ブルムベアーか!」と思いましたね。
もちろん、Ⅳ号戦車の車体をベースに作られたブルムベアには砲塔はありませんが、ボコッと不自然なほど垂直っぽくそりあがった箱型のボディは、なかなかの迫力と存在感、その筐体の大きさと、それをささえる車体のプロポーションのアンバランスさは、なかなかの存在感です。
ベース塗装
で、まずは最近自分の中でブーム(?)の「紫立ち上げ」。
たんに「ラベンダー」のスプレーを早く使い切りたいというだけの理由なのですが、タミヤのラベンダーを全体に塗布しました。
でも、この後、青を塗り重ねるわけですが、ムラサキ色が青の良い影になってくれるかもしれない、という期待もあったりしました。
そして、ブルー、インディブルー、キャラクターブルー、スカイブルー、つや消し白などを適当に吹いて基本塗装完了。
下地のラベンダーが残るように吹きました。
三角マークは、タミヤの1/48ブリュースター・バッファローの余ったデカールを貼ってみました。
アメリカじゃなく、イギリス仕様になっちゃいましたね。
というより、現実世界の兵器ではなく、アニメの世界の兵器っぽくなっちゃいましたが、ヨークの砲塔は現用兵器というよりも、近未来のSF作品に登場しても遜色ないカタチをしていると思います。
仕上げ
仕上げは、わりとアッサリです。
フィルタリングもウォッシングもドッティングもしていませんで、簡単なスミイれとドライブラシのみにしました。
ドライブラシは、油彩のアイボリーホワイト。
青の上に、いきなり白だから、不自然なほどモールドが浮かびあがっちゃってますね。
ところどころに、紫ラベンダーの下地が残っています。
もう少し、紫っぽさは減らしたほうが良かったかも?!
なんだかレーダーのところだけ黄昏ちゃっていますよね。
さすが対空戦車、直角射撃の構えも可能。
この砲塔に、戦車砲を積んだらロシアのKV-Iみたいにユニークなシルエットになりそうですね。
黒板の赤チョークの粉が砲塔や車体の後部に散りばめられたような感じすらする、ムラサキ塗り残し。
夕焼けヨーク!
ま、べつに朝焼けヨークでも良いのですが、ムラサキの要素が残っていると、どうしても、そこにはない太陽の存在を思い出してしまいます。
次に作るときは、きちんと迷彩するか、オリーブドラブ一色で塗ってみたいですね。
記:2020/12/26