「銭の戦争」大島優子を花嫁泥棒などキレやすい主人公を演じる草彅剛

   

zeni

オリジナルは韓国ドラマ

SMAPの草彅剛主演のドラマ『銭の戦争』は、タイトルに「戦争」がつくくらいだから、かなり壮絶なマネー合戦のドラマに発展しそうな雰囲気ですね。

原作は韓国のドラマで、韓国ではかなりヒットしたドラマらしいですね。

それを受けて、日本版にリメイクされたものが現在、フジテレビ系列で夜10時から放送されている『銭の戦争』なんだろうけど、きっと、韓国版よりも日本版のほうが内容はマイルドになっているのかもしれません。

もちろん、韓国のオリジナル・ヴァージョンのほうは未見なので、推測でしかないんですけど、おそらくは日本ヴァージョンよりもエゲつないマネーウォーズのような気がするんですよね。

『ドラゴン桜』や『結婚できない男』など、日本のドラマが韓国にリメイクされることもありますが、その逆もあって、たとえば、映画の『マラソン』が二宮和也と田中美佐子主演のスペシャルドラマになったり、『私の頭の中の消しゴム』も深田恭子と及川光博が主演でドラマ化されたりもしました。

そして、その両者を見比べてみると、韓国のオリジナルよりも、日本盤のほうが、全体的にマイルドになっているんですよね。

エピソードの内容とか、全体的な雰囲気とか。

国民性や生活様式、社会背景の違いなどからアレンジの必要が生じるのでしょうが、大ざっぱに印象をまとめてしまうと、韓国の場合は「感情むき出し」、日本の場合は「感情表現が露骨になり過ぎず、オブラートがかかった感じ」という印象があります。

ということは、韓国版の『銭の戦争』のオリジナル盤の主人公は、もっと「暴れん坊」で「キレ性」なのかな?

日本盤においても、草なぎくん、第一話からキレたり大暴れしたりと大変なんですよね。

父親の通夜では、父親の工場に務めていた従業員たちに口汚く罵りまくるし。

かつての恋人・青池梢(木村文乃)の会社で行われたパーティでは、ワイン(シャンパン?)のボトルを逆さまにして中身を出しながら、テーブルに乗っかり、大声で「お前ら舐めんなよ」的な発言をするし。

揚句、恩師(大杉蓮)の娘の紺野未央(大島優子)が「借金返済のための愛のない結婚」を阻止するためとはいえ、教会での結婚式の真っ最中に花嫁泥棒するし。

そして今度は、渡部篤郎が自分の父親を借金地獄に追い込んだ一人と知るや否や「プチーン!」とキレて、ゴルフ棒を持って「殺してやる!」と街中を疾走するし。

などなど、かなり感情の起伏の激しい東大卒の元・エリート証券マンを務めています。

もし、先述したとおり、韓国の原作が日本版にリメイクされる際に表現内容がマイルド・テイストにアレンジされているのであれば、韓国版のほうは、もっと露骨でエゲつなく、容赦ない内容なのかもしれませんね。

『銭の戦争』、とりあえず最終話まで見終わったら、今度は韓国版も見てみようかなと考えています。

韓国のドラマは、日本のドラマよりも放送回数や尺が違うので、全部観るのが大変そうな予感はしますが……。

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記:2015/02/04

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