カフェモンマルトル

text:高野雲

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ヒップ・ホップ・プレジデント

      2015/07/21

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先日、息子と一緒に、クリス・ロックが監督・脚本・主演の「ヒップ・ホップ・プレジデント」を見ながら、笑ったり、踊りのまねごとをして遊んでいたんだけど、なかなかリズミカルでサクサク見れる楽しい映画でした。

音楽がマーカス・ミラーというところもツボですね(笑)。

この映画が製作された時代は、黒人が大統領になるなんて荒唐無稽だという前提にのっとり、その荒唐無稽さが「ありえね~」的おかしみのスパイスの一要因ではあったのだけれども、今や時代はオバマですからね~。

旧来の価値観はすぐに、くるりと当たり前のように変わる。

すごいスピードで。

これはいつも息子に言い聞かせているんだけど、今、「良し」とされている価値観や社会通念も、きっとお前が高校生や成人するころになるとガラリと変わっているはずだよ、と。

実際アメリカでも、10年後に学生が就きたい職業のアンケートをとったとしたら、そのベスト10に並ぶ業種は、2007年の段階では耳にしたことすらない新しい職業・業種が人気の上位にはいっているだろう、と言われているぐらいだからね。

だから、未来は何がはやるか、何が良しとされるかは、まったくわからないし、完璧に予測できる人なんて一人もいない。

だけども、どんなに価値観やシステムが変わっても、どんな時代にも必要で、不変&普遍なのは、「人同士のつながりの大切さ」だ。

将来にそなえての勉強も大事かもしれない。

だけども、それ以上にコミュニケーションスキルはもっと大事。

勉強できてもコミュニケーションスキルが最低な××人間は父上いっぱい見ているけど、そういう人になると悲惨だよ。

勉強できなくてもコミュニケーションスキルで成功した人はいっぱいいる。

でもその逆は、いつか綻びが出る。惨めで淋しい人になる可能性が高い。

だから、友達や両親(とくにお父さん)を大事にしよう!

これ、息子が小学校に入ったころから言い続けていることなんだけれども、ようやく分かり始めてきたみたいです。

とにかく、息子は自分だけの喜びの追求にはあまり興味がないみたい、昔から。

お笑い芸人になりたい理由も、人が幸せじゃないと(笑ってくれないと)自分がつまらない、常に周囲を笑顔で満たしたいという強い欲求は昔から変わらずあるようです。

そのために、今自分ができることを色々と考えた自分なりの結論は、「リーダーになりあらゆることを率先するしかない」と考えているみたい。

班、係、ヒップホップ・ダンス、イベント、などなど、学校の中のあらゆるグループのすべてのリーダーに立候補し、兼任しているようなので、息子は息子なりに忙しい日々のようです。

記:2009/01/16(from「趣味?ジャズと子育てです」)

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