カフェモンマルトル

text:高野雲

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ノスタルジック旧ザク制作記

      2017/05/23

旧ザク改修

エヴァ3号機で紫を下地に塗る実験をしてみたのですが、あまり紫を使った意味がないような仕上がりになってしまいました。

>>エヴァンゲリオン3号機製作記

そこで再度、実験がてら完成しているプラモを塗り直してみました。

今度は「旧ザク」です。



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過去の赤旧ザクを改修

1/144スケールのHGUC(ハイグレード・ユニヴァーサル・センチュリー)を赤とグレーで塗った過去の遺物がありました。

aka9zaku

過去の記事にも製作レポートを書いていますね。

>>シャア専用ってわけではないけれども赤い旧ザク

なんだか、赤を思った通りに塗れなかったため、どうしたものかと放置していたのですが、「うん、これだったら失敗しても残念な気持ちにならないぞ」ってことで、今回はこの旧ザクの色を塗り替えてみることにしました。

紫塗ってピンク塗る

一度、各部位のパーツをバラして、紫を筆塗り。

purple9zaku

ミスターカラー(クレオス)のパープルは、隠蔽力が高い上に、発色も良く、さらにプラスティック乗りも良いので、ほぼ一回の塗装でも元の塗装を覆い尽くすことができました。

二度目の塗装は、筆が届かなかった箇所にパープルを乗せる程度でしたね。

全身紫の旧ザクは、さすがに毒々しいです。
それはそれで、面白いんですけど……。

この毒々しさを緩和させるために、今度は薄めたピンクを全身に塗りました。

pink9zaku

ピンクで塗ったつもりでも、下地の紫との相対効果とでも言うのでしょうか、ピンクと言うよりもグレーっぽくも見えます。

だったら、今度はグレーかな?と思い、今度は薄めたダークシーグレーをわざと筆ムラが出るように重ねました。

パープルを下地に使うと言うこと以外特に何色に塗るのかを決めておらず、行き当たりばったりで色を決めるつもりでしたが、グレーと下から透けて見える紫が結構良い対比をなしているので、グレーっぽい旧ザクにしようと決定。
あとは、外装の裏側をジャーマングレーやマホガニーで塗ってみたり、くぼみのところにオレンジを流し込んでみたり、イエローを混ぜて明度を上げたグレーを所々に置いてみたりと、滅茶苦茶かつランダムに色を配し、筆塗りを楽しみました。

この段階で使用している塗料はすべてラッカー系塗料(クレオスのミスターカラー)で、しかもすべてリターダーを混ぜて塗っているので、リターダーを混ぜたことによる渇きの遅さから、下地の色と上塗りした色が面白いように溶け合い、独特、というと聞こえは良いですが、要するに何だかわからない色合いになってくれました。

ピンクがかったグレーとでも言うのでしょうか?
いたるところに、下地のムラサキが顔を出しています。

9zakuparts

これで一旦、ラッカー系での筆塗りは終了。

ラッカー塗装の仕上げとして、プラスティックの表面がツヤツヤになってしまっている箇所が多いので、フラットクリアを吹き付けてツヤを殺しました。

吹き付けたのはラッカー系のつや消しクリアなのですが、これを吹き付けると、塗料同士の色味が干渉し合って、どぎつい色を発している箇所も、なんとなくシットリと落ち着いた感じになりますね。

エナメル系でウェザリング

この状態で2〜3日乾かしたら、今度はエナメル系塗料の出番です。

クレオスのウェザリングカラーのステインブラウンを使用し、モールドに流し込むと同時に、色味にアクセントをつけるために、クボんでいない箇所もランダムに筆塗りをし、半乾きの状態でティッシュで拭き取ったりもしました。

この作業をすることで、色合いはだいぶ落ち着いてきましたが、メリハリには乏しい。
そのため立体感を出すためにドライブラシをしました。

色はパクトラタミヤ(エナメル系)のニュートラルグレーを面積が広めの平筆でささっと表面をこすり、さらに乾いたところで、今度はバフをドライブラシしました。

エナメル系の塗料は乾くのが遅いのですが、早く次に進みたかったので、半日ほどしか乾かす時間を取っていません。

水性塗料でウェザリング

お次は水性塗料の登場です。
クレオスの水性塗料「焼鉄色」を台所や風呂場用のスポンジに染み込ませ、隅っこになるところにポンポンとリズミカルに叩きつけました。

yakitetsu9zaku

これでサビ、塗料のハガレを表現するわけです。

ただし、調子に乗ってやりすぎると、全身銀色っぽくなってしまうので、スポンジを使った汚しはほどほどにしました。

約半日ほど乾かし、最後にお化粧で仕上げです。

眠たい感じがノスタルジック

タミヤのウェザリングマスターのオイルを全身に塗りたくり、違和感のある色と色同士を中和させました。

この作業を終えたら、一応は完成!

こんな風になりましたよ。

9zakunostalgic

なんだか微妙にノスタルジックな感じ。

1年戦争からウン十年経った後の宇宙世紀の時代、かつてジオンの兵士として一年戦争を戦いぬいたお爺さんの夢の中にあらわれた旧ザクって感じなんでしょうかね?

でも、青をバックに撮影すると、なんだか魚介図鑑に掲載されている魚のようでもあります(笑)。

zaku1

見る角度や照明によって、色見が変わるので面白いです。
色々な色を塗りたくると。

今回は、紫の下地効果も出ていると思うので、ま、いちおう個人的な実験目標は達成されたかな?って感じです。

記:2016/12/02

 - 創作