帝国陸軍97式中戦車改(チハ)制作記/タミヤMM1/35
2022/01/22
建機のような兵器
ニッポン戦車、そういえば作ったことがないので作ってみます。
97式中戦車の砲塔が大きなバージョンですね。
箱絵は勇ましく、シャーマンをやっつけています。
実際、このようなシーンはあったのでしょうか?
まあいいや。
箱の中は、こんな感じ。
古いキットなので、けっこう箱はくたびれているし、デカールも黄ばんでいますね。大丈夫か?!
組み立て説明書です。
ランナーを並べてみると、それほどパーツ数は多くありません。
しかし、こまごまとしたパーツが多いので、破損したり紛失したりしないように気を付けねば。
と思っている間もなく、組み立て完了。
履帯だけ先行してオキサイドレッドで塗装しています。
それにしても小っこくて可愛い。
Ⅲ号戦車と並べてみました。
チャーチルと並べると、こんな感じ。
車高はほぼチャーチルと同じなんですが、武骨さというか、見た目の頑丈さはチャーチルのほうが堅牢そうですね。
で、さらに下塗り中のKV-ICと並べると、なんだか、異なる次元、あるいは時空の戦車が並んでいるようです。
色的にKVは、なんだかトランザムしているから尚更そう見えるのかもしれません。
で、塗って完成。
基本はラッカー(クレオス)のカーキですね。
その前段階として、オキサイドレッドだったりマホガニーだったり、つや消し黒だったり、つや消しホワイトだったり、黒鉄色だったりを下地に色々塗ってはいますが。
カーキはカーキでも最初はそのまま、次に白を加えた状態で上塗りしています。
ウェザリングの段階でどんどん暗くなるからです。
ワイヤーやスコップなどの部品は、下地にレッドブラウン(タミヤアクリル)を塗ってから、塗りたい色を水で薄めて重ねています。
最終仕上げは、ウェザリング塗料のマルチホワイトでドライブラシをしていますが、その前段階として、バーントアンバー(油彩)をウェザリング塗料のマルチブラックで溶いたものを窪みに流し込んでいます。
そして、車体下面は、茶色系のパステルをアクリル塗料の溶剤と一緒にグリグリと塗りつけています。
泥だらけっぽくしたかったのですが、埃っぽい感じになってしまいました。
戦車というよりは、武装建機とでもいうべき味わい深さ。
決して強そうには見えないんだけれども、そこがまた見ているぶんにはたまらん魅力(しかし、けっして乗って戦いたくはない)。
上部はもっと汚しても良かったかもしれません。
今度は迷彩パターンにもチャレンジしてみたいですね。
車体上部と下部の張り合わせが、ん「おや?どこかで間違えたか?」と思うほど、なかなかスムーズにいかなく多少手こずりましたが、それ以外は非常に組み立て安いキットでした。
今度は一式陸砲にもチャレンジしてみたいですね。
記:2021/01/15