長編小説の読み方
この心構えで
読書のプロでも、読書家でもない私が、本の「読み方」なんて偉そうなこと語ろうとするのは、ちょっとおこがましいんですが、いやいや、一言で終わってしまうほどに、シンプルなことを書くつもりです。
というより、本なんてものは、好きなように読めばよいんですけれども、基本はね。
仕事や、宿題など義務感が伴う場合は別ですが、自発的に純粋な好奇心で読む場合は。
しかし、中には「趣味」で読もうとしても、なかなかうまく読めないという人も中にはいるようです。
特に、長編小説を読みたいんだけれども、読むのが面倒、大変、「よし、読もう!」という気分に持っていくまでが大変という方もいらっしゃるので、あくまで私流の読み方といいうものを書いてみたいと思います。
といっても、正直、めちゃくちゃシンプルです。
「100ページまでは我慢して一気に読む!」
はい、以上!
これが、長編小説を最後まで読むことができ、なおかつ読書に加速がつき、比較的短時間で読むことができるコツです。
コツというほどでもないんだけど。
では、なぜ100ページか?
長編小説の場合、100ページくらいまでは、舞台設定、キャラ設定の「説明」的パートなことが多いのです。
もちろん、それ以上の分量のものも珍しくありませんけど、だいたいの目安が100ページくらいかな?
そこまで読んで、「うーん、はいりこめない!」と思ったら、読むのをやめちゃえばよろし。
だけど、だいたい長編小説の場合は(特に海外のミステリものは)、状況説明やフォーマットのお膳立てが出来上がると、物語のスピードが一気に加速することが多い。
たとえば、いちばん分かりやすい例が、ちょうど100ページあたりで物語がいっきに、加速するルシアン・ネイハムの『シャドウ81』とかね。
なので、まずはダマだれたと思って「100ページは我慢、ダメだったら読むのやめる!」そう決めて挑めば、気楽に読めるのではないでしょうか?
買った以上はちゃんと読まないと。
そういう気持ちが以外にも積読の高さを増やすことに繋がっているんですよね。
買った以上は、きちんとじっくりと作って塗らないと。
これ、押入れがガンプラなどのプラモデルで埋まっている模型野郎のマインド。
あ、それって私。
なんか、ヘンに生真面目なところがあると、それがかえって、買ったのに触らない、接しない、楽しんでいないという宙ぶらりんな状態を何年も続けてしまいかねない。
であれば、いい加減でもいいし、雑でもいいから、とにかく触る、いじる、めくるというスタンスを取ったほうが、買われた商品にとっても、部屋のスペースにとっても幸せなことなんじゃないかと思うわけです。
記:2013/07/04