ジャズ名盤ベスト1000/安原顕(編)
この本は、長らく私のトイレ蔵書本でして(笑)、ときおりパラパラめくって、あ、これもってないや、なんてやってるんですが、最近、あ、これ安原顕の編集だったんだ!ということに気が付きました。
若かりし日(?)の後藤さんの挑発的かつ自信に満ちたレビューが楽しい。
この頃(20世紀と21世紀の間ごろ)の後藤雅洋氏(ジャズ喫茶「いーぐる」のマスター)のレビューは、今に比べると、ずいぶんとトンがっていたよね。
そして、「オレがジャズ喫茶のマスターで、長年レコードまわしてきたんじゃ、文句あっか!」的な堂々とした自信も感じられる。
うん、そしてやっぱり出たか、カークの『ヴォランティアード・スレイヴリー』。
これは、私もそうとう大好きだゾ!
オビに書いてある「理屈よりも感性で選ぶ」って、そそるよね。
もっとも、紐解いてみると、感性よりも理屈で選んでいる選者もいるけれど(苦笑)。
記:2012/09/28