ヨドバシカメラ第3回「オラジム」にジムォを出品!

      2021/01/30

ヨドバシのガンプライベント「オラジム」

年末から年始にかけて、ヨドバシカメラの新宿西口店で開催される「オラジム」。

これは、模型雑誌『ホビージャパン』の「オラザク」に対抗した(?)ガンプライベントです。

今年で第3回目を迎えるそうです。

先日、このイベントの存在を知り、先ほど出品してきました。

出品したのは、ジムォ。

「ジム頭」のジ・オです。
ほとんどジ・オです。

手抜きですね。
すいません…。

ナンバーシックス

この「オラジム」というイベントは、ヨドバシカメラで千円以上の買い物をすると参加券をもらえて参加できるんですね。

このイベントの存在を知った私は、「よーし、たまには気合いを入れてジムを作って出品するぞー!」と、受付開始の日を待ち構えていました。

参加券が発行される日は2018年11月20日。

開店約1時間後にヨドバシカメラ新宿西口店ホビー・おもちゃ館を訪問し、ガンプラを購入し、レジでオラジムに参加したい旨を伝えました。

そして、いただいた参加チケットの番号は、6番。

なんと、私の前に5人ものガンプラモデラーさんたちが、ヨドバシカメラを訪れ、買い物をし、参加券をもらっていたことになります。

私が店で買い物をするまでのたった1時間ほどの間に5人も!

いやぁ皆さん気合いが入っているなぁと驚きました。

ボツ!空間突撃仕様風のジム改

私が購入したのはMG(マスターグレード)のジム改です。

これをレビル艦隊直衛機・ジム・キャノン空間突撃仕様風のカラーで塗ろうと目論んでいたんですね。

ブルーが基調のこの塗装は、なかなかカッコ良い。
きっと店内のショーケースで目立つかなと思ったのです。

ところが、組み立て、塗装をしている途中あたりから、どうもイマイチ感が漂いはじめました。

カッコいいことは確かなんですが、中途半端にカッコ良く、インパクトがあまりないんですよ。

もちろん、これは私の腕が未熟なせいなのですが、どうにも、煮え切らない感が漂いまくっているんですね。

これが、スポぽん(スポンジぽんぽん塗装)で基本色を塗り終えて、汚しと全体の引き締め作業をはじめた段階のジム改です。

参考記事:スポンジぽん!プラモ 究極の手抜き塗装法

カッコいいことはカッコいいんだけど、何か突き抜けたものがないんですね。

これはおそらく、私の芸風、というか作風が、曖昧な色をぐちゃぐちゃさせた中間色的な色調の塗装ばかりしてきたため、白!赤!青!と、原色がパキッとハッキリとした色で塗装するのが苦手だということもあるのかもしれません。

う~む、どうしたものかと思い、何度かヨドバシカメラ店頭を訪れ、既に出品されている作品を見ると、わっ、レベル高っ!

表面処理や塗装がとても丁寧な作品や、アイデア勝負のユニークな作品が多いのです。

その中に、「青っぽいジム改です」と出品したところで、あんまり面白くない。

同じMGのジムだったら、はっしー氏による丁寧なスジ彫りとグラデーション塗装が施されたジムIIという素晴らし過ぎる作品がすでにディスプレイされているわけで、その横に「空間突撃風っす」と並べたところで、見劣りすること確実です。

さらには、いぷ氏による作品(ベースジャバーと迷彩塗装が施されたジェガン)も、溜息が出るほど美しく丁寧な表面処理が施されています。

このような美術品と見まごうほどの傑作作品が並ぶ中、私のような雑な仕上げの作品を出品したら失礼にあたるよなと思ったわけです。

それに、こんなカッチョ良いジオラマを作る勇気も技術も時間も今の私にはありませんし。

てことでジム改はボツ!
方針を変えることにしました。

都合よくジムキャノンがクラッシュ

私は、組み立ても塗装も、かなり雑なので、正攻法で丁寧にジム改を作ったところで、他の丁寧な作品に食われてしまいます。

だったらアイデア勝負で行くしかないな、と思ったのですが、中途半端なアイデアを絞り出したところで、他の作品の素晴らしいアイデアに食われてしまうこと間違いなし。

たとえば、ガンダムファンがジムに抱く共通認識を見事に具現化させたサラリーマンジムのような秀逸なアイデアを絞り出せる頭脳は私にはありません。

どうしたものか、今年は出品するのはやめて来年頑張ろうかな?などと意気消沈して帰宅しました。

すると、なんと先日制作したジムキャノンIIの脚部の関節がパキン!と割れていたのです。

私はよくプラモのパーツを塗料で割ります。

しかし、それはエナメル系の塗料を用いた時や、ラッカー系の塗料をシンナーで薄めすぎた状態で塗った時のみで、今回クラッシュしたジムキャノンIIの脚部の骨組みは、完全に外装に覆われて見えなくなる箇所なので、軽くサーフェイサーを吹いた程度の塗装で、塗料の厚塗りも、エナメル系塗料も使用していません。

それなのに、なぜ割れた?
脚部が不安定になったジムキャノンIIは、隣にいる制作中のジ・オに寄りかかっています。

ジムとジ・オ。

そうか、これはもしかしたら、ジムとジ・オを融合させよという天啓かもしれない。
だって、そうでもなければ、割れるはずのないパーツが割れるわけがない。
このクラッシュには何か意味があるに違いない。

そう考え、ジ・オをジム頭にしてみたところ、ピタリと収まるんですね。

他のジム(ふつうのジムや、寒冷地ジム)などで試してみたのですが、やはりジムキャノンIIの頭部がもっともジ・オにはしっくりときます。

よっしゃ、ジム頭のジ・オにして出品しよう!

アホなアイデアです。

でも、しょせん私はアホなので、ヘンに気取るよりも、バカパワー全開の俺らしさ直球攻めのほうが潔くて良いではないか。

そう心の中でアグリード・アポンしたら、さっそく作業開始です!

フィニッシュ作業

ジ・オの色調に合わせるために、ジム頭を再塗装する必要があります。

オキサイドレッドのサーフェイサーを吹き、乾いたらマホガニーのサーフェイサーを軽く噴霧しました。

乾いたら、タミヤアクリル塗料のハルレッドを筆塗り、乾いたらオーシャングレーをスポンジ塗装、乾いたらシーグレーを軽くスポンジタッチ、乾いたらバイザーの箇所をフラットアルミで筆塗し、乾いたらクリアオレンジを2度塗り重ね、仕上げはデザートイエローとダークイエローでドライブラシをした後、Mr.ウェザリングカラーのステインブラウンで軽くフィルタリングを施し、モールドの箇所にはタミヤのスミ入れ塗料のダークブラウンを流し込みました。

これをチョコン!とジ・オの頭に乗せて完成!

ブルー・ジ・オ・ビーム・スナイパー・ジムヘッドver.の完成です。

略して「ジムォ」。

GMOクリック証券みたいな名前ですが、まさにジムとジオの融合ですな。

いや、融合なんてしてません、頭を取り換えただけです……。

末席を汚す

そして、これをそのまま新宿西口ヨドバシカメラホビー&おもちゃ館に持っていき、飾っていただきました。

空いていたところは、ディスプレー棚の一番隅っこ。

まさに「末席を汚させて頂きます」という感じですね。

この「オラジム」の展示は、2019年の1月末までされるそうなので、もし新宿にお立ち寄りの方がいらっしゃれば、どうぞヨドバシカメラ・ホビー&おもちゃ館までお立ち寄りくださいませ。

素晴らしいジムの作品群があなたをお待ちしていると思いますよ。

記:2018/12/04

 

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