バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番/青木十良
先ごろ「新日鉄音楽賞特別賞」を受賞したチェロ奏者・青木十良(じゅうろう)。
彼は、40年にわたり今上天皇のチェロの先生をつとめた日本を代表するチェリストだ。
90歳を超えた彼は、こう言う。
「80歳になってからようやく音楽の本質が分かってきました」
そう、彼は虚心坦懐にバッハと向き合い、レコーディング直前まで楽譜に手入れをしたという。
しかも、録音後は、さらに弾き方を大改革しているというから、その探究心恐るべし!
いくつになっても、どんなことにもチャレンジすることが出来る心を持ち続けていたいものです。
伸びやか、かつ生命力に溢れたチェリストの音に耳を傾け、心を洗われよう。