ブルース・ルーツ/デイヴ・ブルーベック&ジェリー・マリガン
2021/01/30
ジャケットに誘惑されて聞いてみると、演奏にも誘惑され、いつしか音に埋没してしまった。
デイヴ・ブルーベックといえば、ポール・デスモンドがパッと思い浮かぶけれども、ここでの共演サックスはジェリー・マリガン。
デスモンドとのコンビを解消した後、今度はマリガンと組んで、こういうアルバムが出来上がりました。
『ブルース・ルーツ』。
タイトルどおり、ブルースのルーツを白人ジャズマンが探求し、そして今までのブルーベックとは一味もふた味も違う音楽の出来上がり!
マリガン⇒低音ゴツゴツ
ブルーベック⇒鍵盤パキポキ
どうしても、硬質な印象を抱いてしまう2人ではありますが(特にブルーベック、マリガンはそうでもないんだけれども、デスモンドと比較すると)、こちらが勝手に抱く先入観を気持ちよく覆してくれましたね。
なかなか味わい深い演奏ばかりなのですよ。
▼収録曲
1. ライムハウス・ブルース
2. ジャーニー
3. クロス・タイズ
4. ブローク・ブルース
5. 昔は良かったね
6. ムーヴィン・アウト
7. ブルース・ルーツ
記:2016/03/06