グランド・マックス/チャールズ・トリヴァー
2021/02/03
最近のジャズは、皆、上手だし、舌を巻くほどテクニカルだし、
当、ジャズの「演奏技術」はメチャクチャ進化しているよな~
などと思いつつも、
でも、なんか、アレなんだよね。
微妙に、なんかが足りない、ガッツというか、覚悟というか、すごく精神論的な言葉しか思い浮かばないんだけど、要するに、フニャチンというか、腰にくる量感の希薄さというか……
などとお嘆きの貴兄に。
オトコ一匹ラッパ吹き、チャールズ・トリヴァー!
ブラウニーやウイントンほどテクニシャンではないし、マイルスやモーガンのような「華」もないし、さらにチェット・ベイカーのような「色気」もないけれど。
しかし、音に宿る「ジャズな覚悟」はホンモノです。
トリヴァーを存分に楽しめる好盤の1枚がコレ。
『グランド・マックス』でやんす。(・∀・)b
ガツンときます。
腰にきます。
ハートにささります。
熱いです。
録音は72年8月。
リズムセクションも気合十分。
ピアノのジョン・ヒックスも、ベースのレジー・ワークマンも、そしてドラムのアルヴィン・クィーンもパワー全開、頑張っています。
▼収録曲
1.Grand Max
2.Truth
3.Prayer For Peace
4.Our Second Father
5.Repetition
記:2016/02/18