脚部まで完成/HGUCマラサイ劇場公開記念・限定版

   

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天才!焼鉄色

劇場公開記念・限定版のマラサイ制作の途中経過です。

今回はメタリックな成型色を活かす方向で考えているので塗装はしません。

ただ、美しいメタリックな色調(特にオレンジ)をより一層際立たせるために、暗い色で「フチ取り」をしていこうと思います。

スポンジを用いて、いわゆるチッピングの要領でエッジを際立たせていく方法ですね。

周囲を濃い色で縁取ることで、より一層、表面のメタリック感を強調させる試みなのですが、では、何色で縁取ろうかと考えたところ、まずはブラックが思い浮かびました。

ただ、ブラックってけっこう色的にキツイんですよね。

コントラストが強くなりすぎるのも考え物のなので、もう少しマイルドなNATOブラック(タミヤアクリル)で目立たない箇所にチッピングをしてみました。

しかし、いまいち。
うすボンヤリとした感じですね。

では、もう少し明るいグレーがいい?

ということで、お次はジャーマングレー(タミヤアクリル)で同様の作業を。

ゆるやかなコントラストはついたものの、まだまだボンヤリしている。

ではメタリック色でいこうということで、今度は焼鉄色(クレオス・水性)でチッピングをしたら、なかなか良い感じになりました。

焼鉄色のチッピングを効果的に活用しているモデラーといえば、らいだ~Joe氏を思い出しますが、この色を発見したらいだ~Joe氏は天才だなぁといまさらながら思います。

私の頭の中の勝手な分類ですが、モデラーにはそれぞれ固有のカラーイメージが思い浮かびます。

らいだ~Joe氏といえば焼鉄色が思い浮かぶように、金子辰也氏はハルレッド、平田英明氏はマホガニー、横山宏氏はミドルストーン、小林誠氏はクリアオレンジ、松本州平氏はイエロー、セイラマスオ氏やブラスコウ氏はタミヤアクリルのフラットホワイト、せなすけ氏はシタデルカラーのホワイト・スカー、フランソワ・バーリンデン氏はバーント・シェンナ……といったように。

あくまで私が抱いている勝手なそれぞれのモデラーのキャラクターカラーではあるので実際はあまりそんな色使ってないよ!って言われるかもしれませんが、ただ固有のカラーが思い浮かぶということは、それだけブレない作風、オリジナリティがあることの証明だと思います。

というわけで、脚部まで焼鉄色をチッピングしながら作ってみました。

やっぱり脹脛の曲面カーブが美しいですなぁ。
オレンジがよく似合う。

そして、一気に腰まで作りました。

やっぱりマラサイはカッコいいですね。

この調子で、一気に完成まで持っていけそうです。

記:2020/04/26

続きの記事⇒「腰逆」!HGUCマラサイ・劇場公開記念限定バージョン

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