青ジオ・ビーム・スナイパー! HGUCジ・オ塗装レポート

      2021/01/31

ジ・オを青く塗ってみよう!

リック・ドムのキットに付属していたビームバズーカをジ・オに持たせたら、可動範囲はかなり制限されるものの、脇に抱えるように持たせるとかなり良い感じだったので、今回は、「青ジオ・ビーム・スナイパー」をコンセプトに塗装をしていこうと思います。

なぜ、ジ・オに青?

それは、以前作った軽量化ジ・オの塗装過程で、試みにキャラクターブルーを乗せてみたら、けっこう良い感じだったので、今回は最初から青で塗装をしてみようと思ったのです。

>>軽量化ジ・オ高機動型/HGUC PMX-003 ジ・オ改修記

もっとも、気紛れな私のことなので、ストレートな青ではないブルーになりそうではありますが……。

まずは塗装の下地作り

まずは、先日素組身で完成させたジ・オ。

これをいったんブロック単位にバラします。

そして、塗装の下地作り!
プラスチックに喰いつきがよく、しかもその後に筆塗りをしたときの塗料の乗りの良いサーフェイサーは、もう手放せないアイテムになってしまいましたね。

マホガニーと黒とオキサイドレッドのサーフェイサーを吹き付けては乾かし、乾いたら吹き付けてを3~4回ほど繰り返して、完全にプラスチックの表面を潰しました。

黒やマホガニーなどの暗い色中心の塗装表面にオキサイドレッドを吹き付けると、その鮮やかさに一瞬ギョッとなりますが、このアカサビっぽいオレンジと赤の中間の色は、筆塗りの際、塗り残しが出来た際に良い味を出してくれる色なんですね。

いわば、隠し味といったところです。

ハルレッドを下塗り

サーフェイサーが乾いたらば、今度はタミヤのアクリル塗料のハルレッドを筆塗りしました。

百均で売っている安い筆でガシガシと乱雑に。

塗っているときは、赤っぽい色なのですが、乾くと茶色っぽい色になるハルレッドは面白い塗料です。

そして、これから先、基本色を塗り残したときにチラリと見えるハルレッドの赤茶色は、なんとも良い味を醸しだすんですね。

料理で言えば、ダシのような色だと思います。

フィールドブルーをスポンジ塗り

ハルレッドの下地の上に、タミヤのアクリル塗料を塗装しましました。

塗装は筆を使わずにスポンジに染み込ませた塗料を表面に叩きつけるように行いました。

これ、いわば、関西のモデラー・らいだ~Joe氏のスポンジ汚しとは逆の考え方ですね。

らいだ~Joeさんの場合は、エッジを際立たせるために焼鉄色のようなアクセントとなる色をパーツの隅っこを中心に叩きつけて「塗装の剥がれ」を表現されていますが、私の場合は、エッジの箇所はわざと残し、面の箇所を中心に塗料を吸い込んだスポンジを叩きつけています。

そうすると、下塗りしておいたハルレッドが残り、このハルレッドの赤味が機体の輪郭を醸しだしてくれるというわけです。

関西風の塗装からヒントを得た関東風の塗装法かも?

ただし、エッジのハルレッドばかりを残してばかりいると不自然な感じになってしまうので、そのへんは適当にスポンジをポンポンしています。

結局のところ、スポンジが届かなかった箇所のハルレッドが残り、良いアクセントになってくれるというわけです。

ちなみに使用しているスポンジやキッチン用の安いスポンジです。

直方体の片面がゴワゴワしていて、もう片方がやわやわしているタイプです。

ゴワゴワしているところは使用せず、やわやわしているところに塗料を吸い込ませて模型表面に叩きつけています。

空にそびえる青銅の城。

ジ・オのようなボリューミーな物体には有効な塗装方法なんじゃないかと思います。

もっとも、指先、特に爪はかなり汚れてしまいますが……。

いろいろな色をスポンジ重ね

再び、各ブロックごとにジ・オを解体。

そして、ダークグレー、ダークグリーン、クリアーオレンジ、ミディアムブルーなど、様々な色をランダムにスポンジを使ってパーツに叩きつけました。

近くで見ると、もう何がなんだか、基本となる色っていったい何色なんでしょう?な状態ですが、全体的に遠くから見たら「なんだか青っぽいよね」となってくれることを狙っています。

狙い通りにならないかもしれないけど。

ビームバズーカをグレイッシュブラウンでフィルタリング

完成間近の「青ジ・オ・ビームスナイパー」ですが、本体とビームバズーカの色調がけっこう似たり寄ったりだったので、もう少しバズーカの彩度を落としたいと考え、Mr.ウェザリングカラーのグレイッシュブラウンでフィルタリングをかけました。

100均のデカ平筆で薄く全体に伸ばすように、それこそまさに薄いフィルターを塗面に乗せていく感覚で。

再びジ・オに持たせてみました。

これで少しは青っぽさと灰色っぽさの差が出たかな?

完成!

全体を軽く焼鉄色でドライブラシをかけて、完成!

ちょっと太陽の光が当たり過ぎたかな……。

後姿。

上から。

隠し腕にビームソードを持たせてみました。

ついでに左手にも。

青ジ・オ・ビームスナイパー!

いやあ、ジ・オは何度作っても良いですな。

記:2018/12/04

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