エンドレスエイトの驚愕: ハルヒ@人間原理を考える
涼宮ハルヒの『エンドレスエイト』は、実験的とか、クリエイターのエゴが暴走というような文脈で語られているのが一般的だし、本書も、そのようなムードが前提として論がすすめられている。
でも、個人的には、全話、退屈せずに面白く観れたんだよね。
なにせ、ハードバップ好きなジャズ聴きですから。
大筋は分かった上で、微妙な差異を楽しめる感性。
これぞ、ハードバップ好きならではの嗜好。
落語好きにも通ずる感性かもしれないけど。
もちろん、「あの8話(∞話)」をかくも分厚い分量の書籍にしておきながらも、まったく退屈することなく、最後まで引き付けて読ませてしまう力量もたいしたもの。
一読してみて。
装丁もわりかし好きです。
記:2019/03/20