台湾人が親日なのは八田與一のお陰!~小学館版学習まんが 八田與一
日本では無名ですが、台湾では有名な日本人。それどころか、現在でも台湾の歴史の教科書に登場し、台湾人であれば誰でも知っている日本人がいます。
その人の名は、八田與一。
彼は、日本が統治する台湾で多大なる貢献をした人です。
時代は大正期から昭和期。
広大な嘉南平野が常に旱魃の危機にさらされていることを改善するために、巨大ダムの建設を計画し、予算を取り付けることに成功した八田與一。
大正9年に着工し、昭和5年に竣工した烏山頭ダム。
これは当時世界最大のダムで、なんと水利施設は現在でも稼働しているのだそうです。
嘉南平野は、北回帰線上の地域はほとんどが砂漠になっていました。
しかし、八田が烏山頭ダムと灌漑用水を完成させたことによって、この平野の米の収穫高は短期間で30万トンから180万トンに急増!
現在も台湾の中でも一大穀倉地帯となっています。
八田の墓は、烏山頭ダムを見渡せる高台にあります。
そして、毎年5月8日、八田の命日には、日本と台湾各地から数百もの人が訪れ、夥しい数の花が捧げられるそうです。
2008年と2009年の八田の命日には、馬英九総統も献花に訪れました。
こんなこと、ほとんどの日本人は知らないのではないでしょうか?
台湾では、毎年命日に総統や閣僚などの偉い人が必ず参列する日本人で八田だけです。
台湾の「親日」の理由がよくわかりますね。
しかし、多くの日本人は、その理由をあまり知りません。
この件のみならず、統治下時代の台湾に日本人はずいぶんとインフラや教育面で貢献していたということも。
これを機会に、漫画でザックリとでもいいから、八田與一という人物を知ろう!
マンガだからといって侮るなかれ。
とても分かりやすく、八田與一と、当時の日本と台湾の現状が描かれています。
小学生でも分かりやすく読めます。
お父さん、お母さんは、お子さんと一緒に読もう!