超簡単!ブログの書き方・続け方~コミュ力、会話力、プレゼン力upの練習にもなります!

   

ブログはまだまだ終わらない

そもそも、最近の私がYouTubeに動画をアップすることに時間を割いているのは、ブログよりも動画のほうが検索上位に表示されやすいからなんですね。

どうせ自分の考えをネット上にアップするのであれば、目につきやすいほうが良いですから。

ということで、最近はブログよりも、YouTubeのほうに力を入れている私ですが、だからといってブログをやめたわけではありません。

巷では「ブログはオワコン」と見切りをつけている人もいるようですが、ではブログは「死に体」のメディアなのかというと、そんなことはないと思っています。

新聞やレコードと同じで、愛好する人口は減少傾向にあるものの、むしろ「猫も杓子も」な人たちの人口が減っているだけで、動画よりも文字を読むことが好きという層は一定数、確実に存在していますし、まだしばらくはブログというメディアは存続するであろうと考えています。

ラジオって昔からあるじゃないですか?
聞かない人はまったく聞いていないし、好きな人、必要な人は毎日聞いている。
そのような現状の中、いまさら「もうラジオの時代は終わった!」と言われてもピンときませんよね?
それと同じです。
聞く人は聞く。聞かない人は聞かない。
ブログもそういう時代にさしかかってきているという、ただそれだけのことなんだと思います。

従来のように、誰もがブログを立ち上げ、中にはスパム行為よろしく広告収入目的に、読む価値のないブログを量産しまくって稼げる時代は終焉を迎えつつあるというだけ。
つまり、「ブログはオワコン」と言っている人の真意は、「ブログというメディアは崩壊した」ということではなく、「もうブログで稼げる時代ではなくなった」ということなのです。

しかし、本来の使い方から外れた「稼ぐ」ことのみを目的としたブログが、検索エンジンの上位に表示されにくくなってきたということは、ブログの清流化が進んでいるということでもあり、スパム的なブログは淘汰されているということにも繋がります。

今後は、本当にネット上に文章を書きたい人や、ネット上の文章を読みたい人だけが、じっくりとブログと向き合うことが出来る良い時代が到来しつつあるのではないかと思っています。

また、私がYouTubeに音声をアップしているのは、このブログの「音声版」のつもりなので、意識としては「ブログ」なんですね。
ただ、表現の形が、指を動かすか(文字)、口を動かすか(音声)の違いに過ぎないと考えています。

ブログを書くメリット

では、ブログを綴るという行為の何が良いのかというと、自分の考えを整理することが出来ることが最大のメリットだと私は考えています。

自分の考えを整理することによって生じる恩恵は、コミュ力や会話力アップに繋がることもありますし、自分の立ち居地を知ることにより、関心を抱いているジャンルの考えを深めたり、今後の人生を考える上での指針になることにもつながります。

最近はSNSの普及で、ツイッターに呟いたり、フェイスブックやインスタに画像をアップするだけで満足な方も多いと思います。
もちろん、それだけでも表現欲求や承認欲求が満たされる人も少なくないでしょう。

しかし、SNSの弱点、というほどでもないですが、個人的に不便だと感じていることは、検索機能が弱いこと。

自分の思いつきをどんどん呟き、アップできる手軽さはあるのですが、「半年前の思いつき」を検索しようとなると、かなり骨です。

もちろんメディアの特性として、SNSの呟きは「流れていくもの」ですから、それはそれで仕方ないですし、それに見合った運用をすれば良いのですが、私の場合、突然、自分が書いたことを読み返したくなることもあります。

そういう場合は過去記事を検索しやすいブログのほうが便利なんですね。

それと、SNSには無いブログのメリットは、自分の考えを整理する、つまり「考える」行為に向き合わざるを得ないということです。
私の場合は、書きながら考えることが多いです。
ということは、書く行為そのものが思考プロセスとなり、となると、ある程度の文字量が必要になってくるのです。

140文字が上限だと、長い文章は書けません。

もちろん、それぐらいの文字数で満足という人も多いのでしょうが、私の場合は、どちらかというとウダウダと長く書きたいタイプので、ツイッターの140文字はとても文字量が少なく感じるのです。
あと何文字しか書けないという文字の残量も気になり、ストレスですし。

だから、長い文章を書けるブログのほうが性に合っているということもあります。

もっとも、長めの文章で、自分の考えをアウトプットするとなれば、文章の構成、ダイナミクスを考える必要があります。

これが意外に頭の訓練になるのです。

コミュニケーションスキルをアップしたい、プレゼンテーションを上達させたい。

そう考えている人は、滑舌を良くしようとトレーニングしたり、通る声になろうとヴォイストレーニングをしたり、笑顔の練習をするよりも、ナンパ道場のように路上で無作為に1日100人以上の女性に声をかけるより、面白い文章を書く訓練をしたほうが手っ取り早いです。

べつに滑舌が良くなれば話が面白くなるといというわけでもないし、滑舌が悪くても、なぜか引き込まれる語りをする人だってたくさんいます。

それは、話の構成(ダイナミクス)がしっかりしていたり、切り口や視点が面白いからなのです。

それに、滑舌や吃音なんて、喋っているうちにだんだん直ってきますし、私のようにとにかく喋りたいことが喋ればそれで満足というタイプの人間は、噛もうが、どもろうが、べつにそんなことぜんぜん気にならないのです。

なので、自分の思考を整理し、なおかつ人を説得するための話術を身につけるためにブログを書くのが一番なのです。

日記を書くのも良いのかもしれませんが、日記帳(ノートなど)を常に持ち歩かなければならないという不便さがあります。

ブログであれば、スマホやタブレットがあれば、どこからでも文字を打てるし更新できるので、めちゃくちゃ便利です。

ちょっと思いついたことがあれば、電車の中やカフェなどで文字を打って書き溜めれば良いだけの話なので。

まずは10記事書いてみよう

そうはいうけれども、そもそも「書くことがない」という人もいるでしょう。

いやいや、あるはずです。

まずは10記事書いてみましょう。

10記事さえ書いてしまえば、それ以降は、言葉が言葉を呼び、記事が記事を呼び、どんどん書きたい内容が増えてくるはずです。

大事なのは、立ち上げのとき。
最初の10記事を書いてしまうこと。

以下にあげる項目だったら、誰だって書けるはずです。

プロフィール

まずは、ご自分のプロフィール。
「はじめまして」のご挨拶程度の内容で良いと思います。
広く浅くなると思うので、詳しいこと、掘り下げた内容は別記事に書けばそれで良いです。

食べ物

好きな食べもの、1つや2つあるでしょう。
そのことについて「なぜ好きなのか」、好きな理由を書くと良いでしょう。

映画

いままで鑑賞してきた映画の中で、好きな映画、1つや2つくらいはあるでしょう。
そのことについて、好きなシーンや好きな理由を書くと良いでしょう。

ドラマ(テレビ)

好きなドラマがなければ、好きなテレビ番組でもかまいません。
1つや2つはあるでしょう。
なぜ好きなのかを書きましょう。

芸能人(俳優、女優)

好きな芸能人がいなければ、尊敬する人物や、歴史上の人物でもかまいません。
1人や2人くらいはいるでしょう。
なぜ好きなのか、その理由を考えながら書くと良いです。

スポーツチーム(野球、サッカーなど)

ひいきにしているスポーツチームについて。
なぜ好きなのかという理由から書き始めれば、どんどん言葉が言葉を呼ぶ可能性大です。
私のようにスポーツにまったく関心がない人は、好きなバンドだったりグループだったりと、とにかくチーム単位で好きなものを探してみましょう。

生まれた場所

生い立ちについてですね。
べつに具体的な固有名詞を出さなくても良いです。
生まれた場所、あるいは育った場所について「あなた目線」で書けば、それがあなたのキャラになります。

仕事(バイト)

今、あるいは昔の仕事について書くと、それもあなたのキャラが読む人には伝わりやすいです。
生まれてこのかた一度も仕事らしい仕事をしていないという人は、仕事をしていない理由でもいいし、今熱中して取り組んでいることでも構いません。

愛読書

好きな本、何度も読み返している本は1冊や2冊くらいはあるでしょう。
無いという人は、マンガでも構いませんし、よく読む雑誌でも構いません。
なぜ好きなのか、どういう理由で何度も読み返すのか、その理由を書いてみましょう。

思い出

なんでもいいです。
大きな出来事じゃなくても良いです。
心に残った出来事を書いてみましょう。
そして、なぜそれが心に残っているのかを考えながら書くと良いです。

「なぜ好きなのか」、理由を考えて書いて欲しい理由は、その「なぜ」の箇所にあなたららしさが出てくるからです。
人間性、キャラがどれだけ出ているかが、固定ファン、固定読者がつくポイントです。
ただ、あまり自分の考えだけを一方的に押し売りチックに主張しまくっては鬱陶しいし、ウザいですよね?
だから、何かの対象(食べ物、映画、スポーツなど)を通して、それをあなたがどう捉えているのかを語ったほうが、重すぎることなく人間性や好みをアピールすることが可能なのです。

稚拙な内容でもさっさとアップ

上記10個の記事は、さっさと済ませるに越したことはないので、それほど深く考えずにサクッと書いてアップしてしまいましょう。

文字数は何文字でも構いません。

ただ、せっかくツイッターではなくブログを書くのですから、少なくとも140文字以上は書いたほうが良いと思います。

できれば、300文字以上。
書いているうちに500文字以上になることもあると思います。
だんだん筆(指)が乗ってきて、1000文字を超えると、なおさら素晴らしい。

でも、最初はいきなり1000文字以上書こうと気負う必要はまったくありません。
これ以上書きたいことが思いつかなければ、そこでストップしても構いません。

YouTubeの動画やツイッターは、一度アップしてしまえば修正は効きませんが、ブログの場合は、アップした後も、何度でも修正が可能ですからね。

あと、文字数は厳密に数える必要はありませんからね。
ブログサービスによって、管理ページが違うので、打ち込んだ文字数を数えてくれるものと、くれないものがありますので、おおまかな目分量で構いません。

方向性は少しずつ決まってくる

さて、10記事を書きました。

まだ方向性はこの段階で決めないで良いです。

ブログタイトルも適当でいいです。
方向性も決まっていないんですから。

大樹くんだったら「ダイキズブログ(仮)」、利奈ちゃんだったら「りーなのブログ(仮)」で構いません。

正直私もそうでしたが、ブログの書き始めの頃というのは、自分がまだ「何者」なのか分かっていないのです。

書きながら、だんだん分かってくるものです。
私も最初は自分のことを「ウルトラマンや仮面ライダーのような特撮好きな人」だと思っていました。
しかし、書いているうちに、だんだんジャズのこともたくさん書けることに気が付いてきたので、ジャズのことを書くようになりました。

それと同様、最初に思っているセルフイメージと、書いていることを通して、だんだんと自覚してくる自分自身には乖離があったりすることが多いのです。

「自分探し」というと大げさ、かつ恥ずかしいのですが、「ブログを書く」という行為にはたしかに、そのような要素はあるんじゃないかと思っています。

なので、バラバラかつ誰もが関心を持ちそうな上記10項目をまずは記事化してしまいましょう。

SEO対策がうんたらかんたらで、検索エンジンがどうのこうのだから「1日1記事更新が適切」などといった生半可な知識など出さずに、もし書けるのであれば、1日に10記事書いてアップしてしまってもぜんぜん構いません。

自分のたな卸し、かつ叩き台を作ってしまうことが先決なので。

もちろん、定期的に1日1記事ずつアップしていくことが理想なのですが、最初からそのペースだと10日もかかってしまいます。
10日もかけてチンタラチンタラ書いてはアップ、書いてはアップを繰り返しているうちに、3日で飽きてしまうことでしょう。

であれば、最初は勢いが大事。
稚拙な内容でぜんぜん構わないので、まずは一気に10項目10記事をアップしてしまいましょう。

反応みながらキャラ作り

あとは、書いた記事に関して何らかの反応やリアクションをみながら、方向性を固めていくのです。

コメントがきたら、コメントの多い記事が人気記事ということなので、たとえば「ラーメン」について書いた記事が好感触だと感じれば、次はまたラーメンの記事を書けば良いのです。

もちろん最初はコメントが来ないことのほうが多いと思います。

そういうときは、アクセス解析を見ます。

無料ブログでもアクセス解析が付いているサービスが多いです。

もちろん、無料ブログのアクセス解析は、有料のものに比べると、かなりアバウトです。
それは仕方ありません。ブログサービスの会社が、企業から広告を取るための営業の手段としてアクセス解析の数字を使うこともあるので(「弊社のブログはこんなにアクセスがありますよ、どうですか出広しませんか?」みたいに)。

アクセスの少ないブログ会社に広告を積極的に出そうという奇特な企業は少ないですから、無料ブログのアクセス解析の結果は、盛り盛りに盛られていることも多いようですが(特にアメブロにその傾向が顕著なようです)、目的は、どの記事にアクセスがあるのかを知るためだけなので、あまり数字の大小にはこだわらず、アクセスの多い記事があれば、そこから派生させた別の記事を書いていけば良いのです。

さらに、このことを続けていくうちに、次第に、何らかの言葉で検索して自分の記事にたどり着く訪問者も出てくるようになります。

これもアクセス解析を見て、自分のブログは、どんなキーワードで検索されているのかを調べることも楽しいですし、今後の方針を考えるヒントになります。

けっこう思いもよらぬ言葉で検索がかけられたどり着いていることもあるので、そのキーワードについて、記事が書けそうであれば、ブログの記事のネタが一つ増えることになります。

もっとも、あまりに自分の守備範囲から外れたキーワードであれば、無理して書く必要はありません。

たとえば私の場合、ある時期「北朝鮮」という検索キーワードでコンスタントに上位だった時期があるのですが、北朝鮮の事情に疎く守備範囲外のことだったので、北朝鮮についての記事は書かずじまいでした。
(おそらく、日記かなにかにアップした北朝鮮に関して書かれた本のタイトルが検索キーワードに引っかかったものと思われます。)

このように、どうしても書けないと思うトピックスは無理して書く必要はないと思います。書けそうなものを中心にキーワードを選べば良いと思います。

そうこう繰り返しているうちに、いつの間にか、ブログの記事の方向性やブログのカラーが少しずつ見えてくると思います。

たとえば、食べ物のことも書きたいけれど、音楽の記事ばかりにアクセスが集中していると感じれば、それが第三者が感じるあなたの魅力なので、将来的には音楽専門の別のサイトを立ち上げても良いと思います。

このように、書いては反応を見る、書いては反応を見るを繰り返しているうちに、だんだんと自分が求められるキャラ、好んで読まれる分野が分かってきます。

私の場合、最初はさして興味がなかったドラマ(AKB48の『マジすか学園』)について1つ記事を書いたところ、けっこうアクセスが集まったので、最初はイヤイヤでしたが、だんだん面白がって記事を書くようになりました。
おかげで、ある時期からは、HULUに加入したりして、全話ぶんレポートを書くようになってしまいましたが、そこまでする必要はないと思います。

SNSとの連携も賢い

人間、見知らぬ第三者からでも、「読まれている」という感触があることは嬉しいことです。
そのために、また同じジャンルの切り口を書くためにリサーチをしているうちに、だんだんとその分野の知識が増えてくることも少なくありません。

こうしたことは、呟きっぱなしのツイッターではなかなか出来ません。
わずか一歩、ほんの半歩程度でも、記事を書く前に調べたり考えたりするプロセスを踏んだ上で書くという行為が、瞬間的なひらめきや思いつきを瞬時にアップできるツイッターとは違うところでしょう。

なので、最近はいったん「思いつき」をツイッターでアップして、時間がたった後に、ツイッターでつぶやいた内容を「ブログで深堀り」するブロガーも増えてきていますが、なかなかうまいやり方だと思います。

このように、ブログを書くことで、思わぬ自分自身の発見があり、また、自然と考える力や、ストーリーテリングのダイナミクスを無意識に考える回路が頭の中に築かれるため、話が面白い人になる可能性大です。

時間はかかるかもしれませんが、コミュ力をアップしたいと考えている人にとっては、ブログを書くという行為は、自分のスキルアップに最適な行為なんじゃないかと思うわけなのです。

おすすめサービス

さて、最後にブログを開始するにあたって、おすすめのサービスですが、まず最初は無料ブログで良いと思います。

このページは、サーバー代とドメイン代がかかるワードプレスを使用していますが、最初から本格的にはじめる必要はありません。

数百記事を書き、そろそろ本格的な運営に乗り出したい、アドセンスやアフィリエイトなどで収益化をはかりたいと考えた時点で、改めてワードプレスに引越しをすれば良いでしょう。

ただ、数十記事程度では収益化は考えないほうが良いです。
そもそも、まだブログとしての方向性やキャラは確立されていない時期でしょうし、数十記事程度では、まだまだライティングスキルもお粗末である可能性も高いです。

どんなに少なくとも100記事以上を書いた上での話しだと思います、次のステップに移行するのは。

それまでは、無料ブログでOK。

私がおすすめするブログは、livedoor、FC2、seesaaa、jugem、ninja、hatenaの6つですね。

個人的にはseesaaブログを愛用していますが、その理由はスマホページのデザインもある程度カスタマイズできるからです。

反対に、livedoorの場合は、使いかっては悪くないですが、有料プランを利用してもスマホページのレイアウトはカスタマイズできません(令和元年6月現在)。

FC2、jugem、ninjaは検索エンジンとの親和性が良いように感じますが、個人的には、あまりサイドバーなどのデザインのカスタマイズがいまひとつなので(特にjugemは)、以前は愛用していたのですが、今は使わなくなってしまいました。

あとは、本当好みですね。
人によって操作性に重きを置くか、デザインに重きを置くかが違ってきますから。

最初は気軽に好きなブログサービスで始めてみて、少し余裕が出来たら、別のブログサービスも同時並行で利用しながら、自分に合ったサービスに絞ってゆくのが良いと思います。

まずは気軽にトライ!
小さくはじめて、少しずつ大きく膨らませていきましょう!

記:2019/06/14

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