ジャコ三昧、ただしボナや千尋が間に挟まる(笑)
2017/05/22
今月10日にオープンする沖縄、コザのジャズCafé「スコット・ラファロ」。
開店当日は、地元の腕っこきジャズマンが集結して大セッション大会になる予定。
その際の演奏要員として、私もエレキベースで参加することになり、さらに、オーナーからは、「雲さんは、もう客じゃないんだからね。次の沖縄では、ミュージシャンとして扱うんだから、そこんとこヨロシク!」と釘をさされ、それに多少プレッシャーを感じているからかもしれないのだろうか、ここのところ、ジャコ・パストリアスやリチャード・ボナばかり聴いていてニヤニヤしている。
とか、
を聴いて、かーっ!と爽快な気分になり、「あっはっはっは」とバカみたいに大笑いをし、次はボナじゃーい!とばかりに、
最近購入したリチャード・ボナの『ボナ・メイクス・ユー・スウェット』をかけて、うーん、思ったよりも面白くないなーと思ったり。
ちなみにボナが弾くベースのプレイは、ジョー・ザヴィヌルの『ワールド・ツアー』が好きなんですけどね。
で、やっぱジャコじゃーい、と思いながらも、なぜか間に山中千尋を間にはさんで気分をリフレッシュ。
『アビス』で気分をリフレーッシュ!するつもりが、3曲目《シング、シング、シング》のエキサイティングな演奏に思わず興奮しちゃったりで、次こそフレッシュ、フレッシュ!と思い、パット・メセニーの『ブライト・サイズ・ライフ』や『シュトゥットガルト・アリア』を久々にかけて、うーん、やっぱりいいねぇ、ホッとして、時々ハッとするねぇなんて思いながらコーヒーブレイクしたりと、なんだか、そんな感じです(謎)。
でも、やっぱりジャコのベースを聴いていると、すごいなぁとはもちろん思うんだけれども、以前よりは、そういう気持ちは失せてきて、
なんだか、心がクリアになってゆくんですね。
不思議なことに。
フレッシュ、フレッシュ、とわけのわからんこと書いているけど、フレッシュな感性で当日のセッションには臨みたいと思いますですよ。
もちろん、ジャコばかり聴いて、ジャコのようにプレイしようとは毛頭思わないけれど(そんなことできるわけない!)、なんだか自分が理想とするスタイルとは真逆の音を気持ちよく、それこそ空気をスーッ!と突き抜けるようにプレイしてくれるジャコの低音には心洗われるものがあります。
もしかしたら、いや、もしかしなくても、テクニックだけはジャコより上なんじゃないかと思っているリチャード・ボナのベースからは、残念ながら、そういう要素が感じられない。
不思議なことに。
もちろん、嫌いじゃないんだけどね、ボナも。
記:2008/04/02