ザ・ジャズ・ブラザーズ/チャック・マンジョーネ
2021/02/16
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動画でも解説しています。
瑞々しいトランペット、アンサンブル
若かりし日のチャック・マンジョーネ。
ジャケット左端ね。
ちょっとだけ手に持っているトランペットが見えますね。
それにしても若い!
とても後年の「手品師おじさん」的な風貌からは想像もできない、若き好青年って感じです。
しかも、この時は、フリューゲルホーンではなく、トランペット1本に専念。
ピアノはお兄さんのギャスパー"ギャップ"マンジョーネ。
演奏内容は、それはもうピカいち!
「フレッシュな」なんて言葉は死後だとは思うのですが、まさにそのような形容がピタリと当てはまる瑞々しいマンジョーネ・ラッパにしびれよう。
さらに、バンドとしての演奏も、ピチピチ勢いよくはじけておりまして、ほんとに純正ハードバップといった感じ。
バンドとしての統制がとても取れていて、聴いていてとても心地よいものがあります。
クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテットに迫るほどの、アレンジ、演奏、一体感を誇っております。
聴いているうちに、どんどん嬉しい気分になること請け合い。
このアルバム、あまり有名ではないようだけれども、マンジョーネの原点を知るという興味はもちろん満たしてくれるけれども、それ以上に、単純一発、爽快なジャズということで、もっと多くの方々に聴かれて欲しいものであります。
記:2019/10/16
album data
THE JAZZ BROTHERS (Riverside)
- Mangione Brothers Sextet
Chuck Mangione (Trumpet)
Larry Combs (Alto Sax)
Sal Nistico (Tenor Sax)
Gap Mangione (Piano)
Bill Saunders (Bass)
Roy McCurdy (Drums)
1960/08/08