リンボ・カーニヴァル50周年
本日、2012年12月19日より、ちょうど50年前の1962年12月19日に、ヴィブラフォン奏者、デイヴ・パイクは、リーダー作『リンボ・カーニヴァル』を録音しました。
ギターにジミー・レイニー、ピアノがトミー・フラナガン。
パーカーの《マイ・リトル・スウェード・シューズ》に、ロリンズのカリプソ《セント・トーマス》も演奏されています。
ハッピーメロディに極楽気分。
しかし、単に気持ちがいいだけでは終わらない、飽きさせない演奏に仕上がっています。
いやあ涼しい涼しい。
真夏のホテルのラウンジでパイナップルのささったカクテルを飲んでいるような気分。
この真夏にピッタリな冷たーい演奏が録音されたのは、じつは真冬だったんですねー。
スタジオ内は、ガンガンに暖房をたいて真夏のような室温でレコーディングをしたのかもしれませんが。
ジャケットのイメージからも、並んでいる曲からも、イージーリスニング的なイメージを抱いてしまうのも仕方ありませんが、たしかに表面的には心地よい演奏が続きますが、芯の部分はしっかりとしたジャズスピリットが通っている好盤だと思います。
記:2012/12/19