火星怪獣ナメゴン
2016/04/30
『ウルトラQ』には、『ウルトラマン』や『セブン』に登場する怪獣や宇宙人たちと同様、ユニークな造形な怪獣や怪生物が多い。
特に、カネゴン、バルンガ、ケムール人などは、個人的にはとても気に入っているし、どういう発想で「あんなカタチ」になるのかと、いつも考えている。
ユニークかつインパクトのある『ウルトラQ』の怪獣の中でも、ひときわ異彩を放つのが、火星怪獣のナメゴンだろう。
ナメクジというか、殻のないカタツムリというか、大きな目がユーモラスな怪獣ではあるのだが、どうも私が苦手なのが、背中のブツブツだ。
あの、おびただしい突起物の集積を見ただけで、ゾワゾワと鳥肌が立ってくる。鶏肉の皮だったら大丈夫なんだけど、ナメゴンの背中はダメだ。
鶏肉の皮の場合は、比較的突起物の大きさが均等だからいいのだろうけど、ナメゴンの背中の突起物は大きさが不規則だ。だから気持ち悪く感じるのかもしれない。
しかし、この突起物のおかげで(せいで?)、ナメゴンも私の脳の中からは離れないインパクトある造形の怪獣の一つになっている。
記:1999/04/14