赤備え!97式中戦車チハ制作記~タミヤ1/35

      2022/01/16

陸軍赤備え

飯富虎昌の赤備え、真田幸村の赤備え、井伊家の赤備えなどなど、戦場で赤い鎧を着た武者がいると、それだけで相手を畏怖させる効果があったようです。

ガンダムだと、シャアとかジョニー・ライデンとかね。

で、太平洋戦争中、敵軍の米兵や英兵が赤い戦車を見てビビるかというと、それは分からんのですが、日本人としては、古き良き時代の赤備え的な発想で塗装された戦車があってもいいと思うし、きっとなかったんでしょうが、あったらいいなと普通は思うわけです(思わないか)。

だから、97式中戦車を赤備え風に作ってみました。

箱です。

組み立て説明書です。

パーツ類は、過去にも作ったことがあるので、そちらの制作記事をご参照ください。

タミヤ1/35 日本陸軍97式中戦車 チハ制作記

組立てを終えたところです。

フィギュアにはサーフェイサーを吹いています。

黒とマホガニーで下塗りをしました。

グハッ!とドギツイ赤でございます。

つや消しで塗っているフィギュアとのギャップが凄まじいですね。

ラッカー系の赤、モンザレッド、オレンジ、橙色など、色調と塗料の濃度を変えながら、段階的にエアブラシしています。

こりゃ目立つわ。

リベット類は、最終的には油彩のホワイトでドライブラシをしていますが、ウェザリングをかける前段階で、ラッカー系の薄めたシルバーをシャバシャバに薄めて、凸の部分だけに塗料が乗るように、遠くから弱く吹き付けています。

砲塔脇に取り付けてある2つのヘルメットも真っ赤。

これは、敵が畏怖するどころか、狙ってくださいと言っているようなものですな。

でも、なんとなくカッコいいといえばカッコいい。

ありえない妄想を手軽に実現できるところが、プラ模型の良いところですな。

熱帯のジャングルには、こういう色をした毒虫とかが生息していそうですね。

車体上部は、けっこう赤、赤していますが、車体下部はなにげに土色や泥色で汚しています。

たまには、こういう「色遊び」を戦車でするのも悪くないですね。

記:2021/09/23

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